ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

フロントホイール・ベアリングのグリースアップ

フロントホイール・ベアリングのグリースアップ

Oリングをはずす

Oリングをはずす

フロントホイールのベアリングをグリースアップします。
グリースアップするにはベアリングを保護しているOリングをはずします。
マイナスドライバーを用意してください。

マイナスドライバーを差し込みます

マイナスドライバーを差し込みます

マイナスドライバーをOリングの底に差し込みます。

マイナスドライバーをねじります

マイナスドライバーをねじります

マイナスドライバーを右か左にねじります。
こうすることで、Oリングとペアリングの間に隙間が出来ます。

Oリングをこじ開けます

Oリングをこじ開けます

上記の作業を数回繰り返すと、Oリングが外れます。

Oリングの汚れをふき取ります

Oリングの汚れをふき取ります

Oリングに付着している汚れを拭き取ります。

内側のカバーをはずします

内側のカバーをはずします

Oリングをはずしたら、ベアリングを保護している内側のカバーもはずします。
はずす道具は精密ドライバーのマイナスです。一番大きな精密ドライバーのマイナスドライバーを使います。

マイナスドライバーを隙間から差し入れます

マイナスドライバーを隙間から差し入れます

マイナスドライバーをカバーとベアリングの間に差し込みます。
カバーを傷つけないように注意してください。

カバーをはずします

カバーをはずします

カバーに差し込んだマイナスドライバーをねじって、上へ上げるとカバーが外れます。Oリングほどの力はいりません。

カバーの汚れを拭き取ります

カバーの汚れを拭き取ります

カバーに付着している汚れを拭き取ります。

黒ずんで劣化したグリース

黒ずんで劣化したグリース

黒ずんで固くなり劣化しているのが見ただけで分かります。

古いグリースを落とします

古いグリースを落とします

クレ556にはグリースを熔解する作用があります。
わたしが個人的に使っている方法ですので、お薦めはしませんが、556を吹きかけると古いグリースが融解して、ベアリングが綺麗になります。

556は揮発性なので、吹きかけてから乾くまでしばらく時間を置きます。

綺麗になったベアリング

綺麗になったベアリング

クレ556で古いグリースを洗い流し終えたベアリングです。
この状態でしばらく置いておきます。

反対側のベアリングをクリーンアップする

反対側のベアリングをクリーンアップする

反対側のベアリングもグリースアップします。
こちら側はスピードメーターが着くのでOリングがありません。カバーだけがあります。
はずす手順は同じで、精密ドライバーのマイナスを使用します。はずしたらクレ556でグリースを洗い流します。

グリースを塗り込む

グリースを塗り込む

グリースを指先にたっぷりと着けて、ベアリングに塗り込みます。
古いベアリングが奥に残っていることもあるので、押し出すように何度も塗り込みます。

グリースを塗り込め終えたところ

グリースを塗り込め終えたところ

グリースをたっぷり塗り込みました。

カバーを取り付けたところ

カバーを取り付けたところ

グリースを塗り込み終えたらカバーを被せます。
隙間が空かないように、上からきちっとはめ込みます。手応えがあるので、はめ込まれたのは分かります。

ウエスでグリースをふき取ります

ウエスでグリースをふき取ります

ウエスでホイールに付着したグリースをふき取ります。
スピードメーターがある側はこれで作業は終了です。

Oリングを被せます

Oリングを被せます

手でOリングを被せます。
上から親指で押しつけると、はめ込まれます。
親指で入らない場合は、手の平で押し込んでください。

Oリングを被せます その2

Oリングを被せます その2

親指で押し込んでいるところです。

ブレーキディスクを拭きます

ブレーキディスクを拭きます

クレ556を吹きかけました。556は潤滑剤なのでブレーキディスクに付着するとブレーキの効きが悪くなりますので、ふき取ります。

付着していると、ふき取ってもブレーキの効きは悪くなるので、雨天などで556があら流されるのを気長に待つのが一番良いです。

付着している状態で運転をすると、数十分、ブレーキの利きが悪い状態が続きます。

スペーサーの汚れを落とします

スペーサーの汚れを落とします

スペーサーは1つだけ着いています。汚れていますのでウエスで綺麗にします。

スペーサーの汚れを落とします その2

スペーサーの汚れを落とします その2

汚れをふき取りました。

作業の終了

作業の終了

アクスルシャフトを通して、ホイールを組み込めば作業は終了です。
お疲れさまでした。