ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

テント内のクッションマットの選び方

テント内のクッションマットの選び方

キャンプツーリングのクッションマットと言えば銀マットが定番で決まりです。それ以外のマットを使うライダーは殆どいませんが、たまたまわたしが数種類のマットを使い分けているので、マットのレビューと選び方を述べます。
写真は赤がモンベルのU.L.エアマット、黒で巻いてあるのがプロモンテのエアマット、そしておなじみの銀マット。

エアマットの利点と選び方

エアマットの利点と選び方

メリット
わたしは登山をするのでエアマットを二つも持っているのですが、一番のメリットは小さく畳めることです。空気を抜くと銀マットの数分の一のサイズしかありません。
もう一点のメリットは、銀マットと比べてですが、クッション性が高いことです。岩やコンクリートの上に敷いたマットの上で寝たり座ったりしても、エアマットは安楽出来ますが、銀マットはへたれて骨が軋みます。

耐久性も良く、銀マットが数十泊もすると潰れてクッション性が無くなるのに対して、エアマットは穴が開かない限り使い続けられます。写真のモンベルのエアマットは数十泊していますが全くクッション性は損なわれていません。

デメリット
デメリットは高価な事。1000円未満で購入できる銀マットに比べて、エアマットは安くても5000円以上します。
写真のモンベルのマットは7810円+税、プロモンテのマットは7800円+税です。
しかも重量は軽くなく、モンベルのエアマットが436g、プロモンテのエアマットが468g、銀マットが178gです。
登山でもエアマットユーザーは少なく、大半の登山家は銀マットを使っています。

最大のデメリットは穴が開いてエア漏れになると、ただの布きれとなる事です。補修剤が付属しているのですが、修復不能な穴の開き方をすると、どうにもなりません。
写真のモンベルのエアマット、実は購入して2泊目に修復不能の穴が開いてしまい、以後1週間、クッション無しでテント泊をさせられました。戻ってからモンベル直営店に言うと、さすがにモンベルで新品と交換をしてくれました。交換後は一度も穴が開いていません。

選び方
重量や容積で多少のゆとりのあるキャンプツーリングでは、エアマットの小さく畳めるメリットは殆ど生かせないのですが、芝生に覆われたテントサイトばかり出ない場所でテント泊をするライダーには、クッション性の高さがお薦めできます。

また、耐久性の高さも魅力です。
わたしは、銀マットはほぼ毎年買い換えていますが、エアマットは不良交換を除けば、2011年から写真の二点使い続けています。

エアマットをキャンプツーリングに使うなら、登山の様に軽さ小ささにこだわる必要は無いので、信頼できるメーカーの中で、一番廉価なモデルを選びましょう。
モンベルやプロモンテは、万一穴が開いても補修をしてくれるか、有償無償で新品と交換をしてくれます。