ツーリングトーク バイク談義

オートバイの整備とキャンプのノウハウ

日常生活品からキャンプ道具を揃える

日常生活品からキャンプ道具を揃える

サンダルやティッシュペーパー、バンダナや手ぬぐい、ビニール袋など、日常の生活品がキャンプでも活躍します。普段とは違った使い方をするものもあれば、持ち運び方に工夫を要するものもあります。キャンプを便利にする日用品の解説です。
高価なキャンプ専用品を揃える前に、身近にあって使い慣れていて、しかも廉価な日用品からキャンプの道具を揃えて行きましょう。

サンダル

サンダル

必要性
サンダルなしのキャンプをするといつも必需品かもしれないと思います。
キャンプでは、テントの入り口のファスナーを開いて外に出るわけですが、靴やブーツを履くのはかなり面倒です。サンダルなら引っかけて歩けます。

サンダルはブーツで足元を固めているライダーに特にお勧めです。ブーツを履いてのキャンプ場の生活は苦痛を伴いますが、サンダルがあればとても楽しいキャンプ生活を送れます。

選び方
丈夫で軽く歩きやすいものを選びます。
サンダルなら何でも良いのですが、毎日キャンプの時に履くものなので出来るだけ丈夫なものを選んだ方が良いです。
廉価なものですとツーリング中に切れてしまうことがあります。
また小石を踏んでも足の裏まで達しない様に底は厚めの方が良いです。軽さを優先するあまりに底の薄いスリッパのようなサンダルを持っていると小石が多いキャンプ場では痛くて歩けないことがことがあります。結局ブーツを履いてしまうのでサンダルを持ってきた意味がなくなります。

長距離フェリーの必需品
長距離フェリーでは、大抵は1泊をフェリーで過ごします。東京−沖縄の様に2泊3日のフェリーもあります。
フェリーに乗船した当初は気にならないのですが、数時間を船室で過ごしてから所用を済ませるために靴やブーツを履くと面倒くさく感じてきます。特に一晩寝た翌朝はそうです。
この気持ちは乗船客に共通しているようで、フェリーでは船内用のスリッパを300円で販売しています。このときにサンダルがあるととても重宝します。キャンプ場で使える便利さを上回る快適さです。
もし、フェリーに乗船するのなら、サンダルは必需品と言えます。

バンダナと手ぬぐい

バンダナと手ぬぐい

バンダナと手ぬぐいは包帯や三角巾の代わりになります。骨折した時の添え木止めになります。
頭にかぶれば帽子に早変わり。変わった使い方では小型の懐中電灯をバンダナで頭に巻いてヘッドライトにすることもできます。
温泉では体を洗ったりぬぐったり出来ます。
アイマスクを持ち忘れたときは、バンダナを目隠しとして巻くと、光が目に入りにくくなります。
一枚持っていれば重宝します。

ポケットティッシュとトイレットペーパー

ポケットティッシュとトイレットペーパー

北海道ではキャンパーが持参が当たり前
北海道のほとんどのキャンプ場のトイレにはトイレットペーパーは置かれていないので、キャンパーが持参します。持ちはこびたかを工夫しないとかさばります。

トイレットペーパーの持ち歩き方
大きくてかさばる上に水溶性なので水に大変に弱いです。
おすすめな持ち運びかたは、まずトイレットペーパーの芯を抜きつぶします。つぶしたトイレットペーパーはジップロックに入れて密封します。つぶしてもジップロックに入らない場合もあるので、そのときにはペーパーを2、3ロール手に巻き取って小さくしてから入れます。

水溶性のポケットティッシュ
普通のポケットティッシュは非水溶性で水に溶けないのですが、キャンプ場などの水洗トイレで使う場合を考えて、水溶性のポケットティッシュも数点持参すると良いです。

ビニール袋

ビニール袋

ビニール袋やポリ袋と呼ばれる買い物袋や40L以上のサイズのゴミ袋の使いみちです。
この素材の特徴は水や空気を通さないことです。この特徴を利用した使いみちがあります。
また、持ち方の工夫ですが、黒は45L、白い半透明は75Lと色で分かる様に買い整えてあります。

スーパーの買い物袋
これはあると便利です。ツーリング中に買物をすれば手に入れられるのですが、事前に1つか2つ持参しておくと良いです。ツーリング中にもらった買い物袋も捨てずに畳んで持ち運びます。買い物袋は折りたたむととても小さくなるのでかさばりません。大きさが色々あるので幾つかの大きさの袋を持っていても良いでしょう。

一番の使い方は一時的にものを入れる小分けの袋でしょう。荷物をパッキングする時、小分けするために巾着袋を使うとパッキングがやりやすくなるのですが、その代わりの使い方です。少し違うのは、継続的に使うのではなく、今日明日で使い切ってしまうものを入れることです。

変わった使い方としては防水靴下の代わりになります。
以前、四国ツーリングでブーツカバーがだめになり、代替え品として買い物袋を二重にしてオーバーソックスの様に履いて旅を続けたことがあります。
こうすると、半日は靴下が濡れませんでした。半日ライディングをすると、買い物袋がすり切れて小穴が開きます。
このため、昼頃に買い物袋を交換することで、一日、足元の濡れるのが防げました。
ただ透湿性は皆無なので足が蒸れます。

40L以上の大きなゴミ袋
使い方の一つは防水着です。
継年劣化したカッパは防水能力が落ちていることがあります。また、連日の雨の中を走っていると、カッパの内側まで湿ってきます。何かに引っかけて、穴が開いてしまう場合もあります。
こうしたときに、ゴミ袋を貫頭衣のように頭と両腕を通す穴を三か所開けてシャツの上から着ます。その上にカッパを着ると、上半身をこれ以上濡らすことを防げます。
次に下半身です。底に穴を2つ開け、ショートパンツの様に足を通します。お腹からお尻にかけて、最も濡れたり冷えたりしてほしくない部分が保護されます。

次に、シュラフで就眠中に気温が予想以上に下がって足先が冷えて目が覚めたとき、ゴミ袋を二重にしてシュラフの上からかぶせると、足先が暖かくなります。
昭和初期、不世出の登山家と言われた加藤文太郎が、冬の日本アルプスを登山中、就眠の時は足先を温めるためにリュックサックに入れて寝た事にヒントを得ました。
ゴミ袋を二重にするのは、袋と袋の間にも空気の層を造って保温力を持たせるためです。
ウールの厚手の靴下を履いて寝るよりも暖かです。

ペットボトル

ペットボトル

ペットボトルを水筒に使うのは一般的なので、それ以外の使い方を紹介します。

米びつ、計量カップ
写真は500mlのペットボトルに米を入れて、米びつとして使っている例です。
ペットボトルは容量が分かっているので軽量カップとしても使えます。
例えば、330mlや500ml、550mlとペットボトルは様々な容量のタイプが出回っているので、自分の使い勝手にあったサイズを揃えておくと良いです。

1泊2泊のキャンプツーリングのときは、ペットボトルに米を入れておけば、炊事のときに計量する手間が省けます。クッカーや飯ごうで炊く時の水加減は、米1:水1.5なので分かりやすいです。

米びつにするペットボトルは、収納に便利な様に写真の様な四角型が良いです。丸形は少しかさばります。また、口が大きめの方が米の出し入れに便利です。

洗浄の道具
写真の様に、蓋に小さな穴を開けます。
小さな穴を開けた蓋をつけて水を入れたペットボトルを強く握ると、勢いよく水が出ます。
これを利用して怪我をしたときの傷口を洗浄できます。
また、少し大きめの穴を開けた蓋なら水流も勢いを増すので、バイクの泥を落とすのにも使えます。
蓋にあける穴の大きさを変えることで、水勢を調整することが出来ます。大きめの穴をあけた蓋と小さい穴をあけた蓋の2種類を持っていると都合が良いでしょう。
写真は、黒が大きめの穴、緑が小さめの穴を開けてあります。穴あきは色つきの蓋と決めておくことで、白い蓋は穴の無い蓋と言うことが、一目で区別がつきます。

洗浄に使うペットボトルはどのタイプでも使えるのですが、柔らかな素材のイロハスのペットボトルが一番使いやすいです。
イロハスのペットボトルなら500mlだけでなく、2Lのペットボトルも片手で握って水を出せます。

ライター

ライター

たばこを吸わない人にはライターはあまり縁がありませんが、ツーリングに1つ持っていると重宝します。
キャンプ場の暗闇で手元を照らすライトの代わりにもなります。

ナイフやカッターの代わり
ツーリングの道具は化学繊維の素材のものが多いので、ライターで焼き切ることが出来ます。
ナイロンザイールを切ったときの切り口がばらけるのをライターの炎で溶かすことで防ぎます。

自動着火装置の代わり
ガスストーブの殆どのモデルには着火装置がついていますが、壊れることがありますが、ライターがあれば火をおこせます。

人にあげる
意外に多いのは喫煙者からライターくださいと言われること。あげられるように2、3個余分に持っています。
一度、北海道ツーリング中に、着火装置が壊れたライダーがいたので、ライターを一つあげたこともあります。

化学繊維のロープ

化学繊維のロープ

わたしの使用している化学繊維のロープは、登山で使われるナイロンザイールで高価ですが、100円ショップで売られている化学繊維のロープでも十分に使えます。天然素材(麻や木綿など)で無いことがポイントです。

洗濯物や濡れたものを干す
滞在型のツーリングならテントの前の木の枝にロープを張って洗濯物を干します。
土砂降りのなかを走った後に、雨で濡れてた衣類を干すのにロープを使います。テントの中にロープを張って衣類をかけます。

加工が容易
天然素材のロープと違って、ツーリング中に長さを加工するのがとても簡単です。ロープを切って短くした時、切り口がばらけるのですが、化維素材ならライターの熱で切り口をくっつけることで、ばらつきを防止できます。
強風が突然吹いてきてロープを張ってテントの耐風性を補強したいときに、長さを簡単に調整できるロープは便利です。

人助け
実際に行ったことはないのですが、崖下に転落したオートバイとライダーを助けるために、太いザイルを10mほど持っています。登山に使うとても強度の高いもので、200kg以上の荷重に耐えられます。
これまでに二度、福島県南会津地方の多々石林道と阿武隈地方の四時川林道で、オートバイで転落したライダーを助けに来た救急隊員と会ったことがあるので、念のために持っています。

折りたたみ傘

折りたたみ傘

小型軽量の折りたたみ傘を一本持っていると、雨が降ったキャンプ場で役立ちます。
雨の日に宿を取ったときは、コンビニに買物に行ったり日帰り温泉に行ったりするときに重宝します。宿によってはお客用の傘がないからです。

キャンプ場では傘はカッパに優る
ツーリングの雨具はカッパですが、テントを張ってからカッパを着るのも妙なものです。といって、他に雨具がなければ水を汲みに行くのにもトイレに行くにもカッパを着なければなりません。ツーリングのときは走り出す時に着たら、キャンプ場や宿に着くまで雨具を脱ぐことはありませんから、特に面倒とは思いません。ところがキャンプではとても面倒に感じてくるから不思議です。
傘があるとこの面倒な作業から解放されます。

特におすすめしたいのは、雨天の時には走らない、あるいは走っても短い距離で早い時間にテントを張ってしまうツーリングスタイルのライダーです。雨天のキャンプ場にいる時間が長くなるので、傘がより重宝するでしょう。
雨の日は宿をとるライダーにもお勧めです。

救急キットと医薬品

救急キットと医薬品

救急キットのそろえ方
万一の怪我や病気に役立つのが包帯や薬です。
薬などは個人によって効く効かないの好みがありますから、エマージェンシーキットを購入したあとで、自分に必要なものを買い足して整えた方が役立ちます。頭痛持ちなら鎮痛剤は必須ですし、内臓の弱い方なら胃腸薬が必須でしょう。

写真は左から、スーパーの買い物袋、包帯兼止血止め用のホームガーゼ、絆創膏の入ったケース、ピルケース、防水絆創膏と医療用紙テープ。

絆創膏
切り傷、刺し傷に役立つのが絆創膏です。多めに用意して起きます。
冬場のツーリングで乾燥したために両手の指先にササクレが出来てしまい、毎日5枚、10枚と絆創膏を消費したことがあります。

また、群馬県の猿ヶ京温泉の山道を歩いていたときにヤマヒルに喰われて出血が止まらなくなり、10枚くらいの絆創膏を重ねて貼ったこともあります。

応急措置
怪我をした時に包帯があれば良いのですが、タオルや手ぬぐい、バンダナなどでも代用ができます。骨折の時の添え木を固定するにも役立つでしょう。写真の様なスーパーの買い物袋も添え木の固定に代用できます。重複した装備は重量がかさみ場所も取るので極力なくすようにします。

新聞紙

新聞紙

紙の中でもっとも手に入りやすく廉価なのが新聞紙です。
新聞紙は保温や除湿に役立ちます。ツーリングに出発する前に数枚、バッグの底に入れておくと何かと役に立ちます。

靴やブーツの除湿
毎日使うのが靴やブーツの中の除湿。
一日履いている靴やブーツは足から発汗した水分がこもっています。この水分は靴やブーツの悪臭の原因となるカビを繁殖させる一因です。新聞紙は水分を吸収してくれるので、靴やブーツの除湿に役立ちます。

テントを張り終えたら、新聞紙を1枚ずつ丸めて靴やブーツの中に詰め込んでおきます。翌朝、新聞紙を引き抜くと、しめっているのが分かります。しめった分だけ、靴やブーツが除湿されたことになります。

わたしは朝夕、シュラフを天日で干すときに新聞紙も一緒に干して乾かしています。5分くらい太陽に当てると乾きます。

写真の様に、湿気らない様に防水のジップロックに入れておくと良いです。

防寒
防寒の道具としても新聞紙は役立ちます。
保温というのは、暖かい空気の層を体の周りに蓄えて、その層を逃がさないことで成り立っています。ウールのセーターの保温の能力が高いのもこの理由からです。
新聞紙を丸めると、ふわりとしています。空気の層ができるからです。
手持ちのシュラフでは寒く、衣類を全て身につけてもまだ寒いときは、新聞紙をシュラフの中に入れて体に巻き付けたり、足先に巻き付けたりすると暖かくなります。。
ハリウッド映画のday after tomorrowでも紹介されたテクニックです。

また、オートバイでの走行中に胸やお腹が冷える時は、新聞紙をお腹に巻くと暖かくなります。

扇子

扇子

どんなに通風性に優れたテントでも無風状態では室内が蒸し暑くなります。
無風の熱帯夜に活躍するのが扇子や団扇ですが、携帯性を考えると、キャンプツーリングでは扇子となります。
様々な大きさやデザインがありますが、100円ショップで売られている最も小さなモデルが携帯性で優れています。

ポータブルラジオ

ポータブルラジオ

スマートフォンの時代にラジオの携帯は時代錯誤と思われるかもしれませんが、人の一人も居ないキャンプ場を渡り歩くツーリングの時などは、ラジオがやすらぎです。
また、山間部のキャンプ場は、キャリアによっては圏外の所があって、翌日以降の天気予報などは、ラジオで無いと得られない場合もあります。

北海道から北東北ではロシアの日本語放送が良く受信でき、四国と九州では韓国の日本語放送が良く入ります。地元のローカル放送の番組を聞くのも楽しみになります。

軍手

軍手

有ると何かと役立つのが軍手です。
写真は、貝付きホタテ貝を焼いているときに、焼き終えて皿に移し替えるときのものです。

キャンプでは灼熱の調理器具などがむき出しの場合があるので、軍手を持たずに調理をしていると、思わぬ処で火傷をします。

ジップロック

ジップロック

ジップロックを愛用しているキャンプライダーは多いと思います。このサイトでも別ページで取り上げているのですが、ここではちょっとジップロックの珍しい使い方を紹介します。

写真の様に自賠責保険その他、法的にオートバイ運転時には備え付けていなければならない紙製の書類をジップロックに入れることです。
一重では紙が劣化してしまうので二重三重にジップロックに入れ子をしてから、オートバイに収納します。

これだけ徹底しているのには訳があります。
最初はジップロック一枚に入れていたのですが、北海道で車にはねられて警察と現場検証をしたときに、自賠責保険や車両証明書などを取り出したところ、ボロボロに劣化していました。
幸いに、氏名や車体番号など重要な項目の判読が出来たので問題にはならなかったのですが、購入して2年経たずにボロボロに劣化したのに驚いてしまい、厳重に収納することにしました。

ジップロック三重にしてからは、書類の劣化は無くなりました。

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