ツーリングトーク バイク談義

オートバイの整備とキャンプのノウハウ

悪夢のようなハードな一日

北海道、大雨道中記

悪夢のようなハードな一日

2003/08/10 309 km 天候:快晴
中標津 標茶

台風一過

悪夢のようなハードな一日

台風一過、晴天となり虹が架かっている。
まだ強い風は残っているが、走るには支障はなさそうだ。

虹別林道からからまつの湯にかけての林道を走ったあと、薫別に向かおうとしたが、山に厚い雲がかかっているのであきらめる。
一昨日通った道道13を戻り、茶安別周辺のダートを取材することにした。

茶安別

悪夢のようなハードな一日

茶安別には未舗装の町道と林道が混在している。
道はフラットで幅員も広く快走出来る。

風も収まり、雲一つない晴天の下で走るのは実に気持ちがよい。

PF第1幹線林道

悪夢のようなハードな一日

標茶市街から伸びる未舗装町道と別寒辺台林道を走ったあと、厚岸との境にあるPF第1林道の道標が目にとまった。
これが運の尽きだったのだが、このときはまだ分からない。

PF第1林道を一度走りながら隣接する林道と支線をチェックした後、今度は逆送しながら先ほどチェックした林道と支線をしらみつぶしに探索して行く。荒れた林道が多く時間がかかる割には走行距離は伸びない。

PF第1林道は全国的にも珍しい、湿原を縦断する林道。丹頂鶴の繁殖地でもある。実際、丹頂鶴の親子を見かける。

別寒辺牛湿原

悪夢のようなハードな一日

別寒辺牛湿原を通るいくつかの林道では、川や湿原から水があふれだし、随所で冠水している。
路上の水深は30センチから深い所では50センチを越えている。

ガス欠

悪夢のようなハードな一日

午後5時、フッポウシ林道に入った所で、計算上のガソリンの残量が2リッターを切ったのでそろそろ潮時だと引き返し始めると、突然エンジンがストップした。
エンジンの止まり方はガス欠だったが、まだ残量は十分あると思っていたのでてっきりキャブ詰まりかと判断した。

燃料タンクからキャブに伸びるフューエルホースを外して燃料が来ているかを確認すると、一滴も来ていない。これでキャブ詰まりではなくガス欠だと分かった。

不思議なのはリザーブになってからまだ40kmも走っていないことだ。リザーブには4リッター残っているはずなので、最低80km以上走らないとガス欠にはならない。

午前0時、茶安別に到着

悪夢のようなハードな一日

引き返そうとした場所は、このエリアの中での最深部。
一番近い茶安別まで抜けるにしても15km以上はある。

とりあえずバイクを停めても安全な空き地まで1kmほど押して歩るく。バイクを停めた後、必要な装備だけを身につけて、林道を歩く。

夕方、曇り始めていた空が、歩き始めたことにわかに晴れだした。これで残照を頼りに歩くことが出来る。月も満月に近く、明るい月光は歩くに不足はなかった。

鹿は夜行性と知っていたが、やたらと飛び出して走っているほか、すぐ横でけたたましく鳴いたりと、活発に動き回っている。
とにかくヒグマが出てこないことを祈りながら、茶安別へと向かう。

PFから茶安別へ抜ける近道は冠水していてたので、さすがに夜間、徒歩で渡るには危険と判断し、4km以上の遠回りとなるが、安全な道を選ぶ。

茶安別に付いたのは午前0時を過ぎた頃。
丁度、セイコーマートが店じまいをしているので時間が分かる。
疲れすぎて食欲は全くなかったが、明日に備えて水分だけでも補給をしておかないといけないので、2リッターのペットボトルを2本購入する。この4リッターの飲料は翌朝までに飲み尽くしてしまった。

国道と道道の交差点に学校があったので、入り口を借りることにした。
翌日、歩いた距離を測った所、20.6kmあった。一足5kg以上のオフロードブーツを履いて、15kg以上の荷物やらウェアー、装備品を身につけて歩いたわけだ。

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