ツーリングトーク バイク談義

オートバイの整備とキャンプのノウハウ

滝上へ

北の国から99’

滝上へ

1999/07/26 395 km 天候:雨処により濃霧
稚内−幌延−音威子府−歌登−道北スーパー林道−名寄−奥珊瑠林道−西興部−滝上

原野と牧場の中を

交換を追えたタイヤを荷物の上にくくりつけ稚内を早朝に出発。雨は激しく気温も低い。
まだ眠っている稚内市街を抜け、牧場と丘陵が広がる道道120を使って南下を始める。まばらな民家の間にはまだ原野が残っている地域だ。

昨日休ませてもらった幌延(ほろのべ)駅舎で再び休息をする。幹線国道をさけ道道258、道道541とつないで中川町まで出たところで迂回路が山岳隘路を抜ける舗装林道しか無くなったため、仕方なしにR40に降りてくる。音威子府から歌登へはルートを変えてR275を北へ。

道北スーパー林道

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道道120を南に下っていくと歌登(うたのぼり)のはずれにある天の川トンネルへと抜けていく。このトンネルのすぐ先に道道880の入り口がある。道道だが路面は未舗装路、約7kmのダートが残っている。生活道路らしくフラットで走りやすいが、コーナー多くスピードを上げて走るにはかなりのテクニックが必要だ。いったんオホーツク海へ出てから風烈布(ふうれっぷ)林道を使って再び天の川トンネルへ。

道北スーパー林道の入り口はわかりやすい。大きな標識が出ている上、道道120側の入り口はとても広く見落とす心配がない。入り口から約7km間は2車線級のフラットダートが続くが、その先は幅員が狭くなり、左右から草木が多い茂っている、雰囲気は廃道に近いが、路面だけはフラットだった。

徐々に高度を上げていくと霧が濃くなり、10m先も見えない状態になった。加須美峠には函岳山頂へ通じる林道があるのだが、コーナーに入るとコーナーの出口が見えないほどの濃霧となったので、走行を断念する。加須美峠をすぎると幅員も広くなり霧もやや晴れてきた。ただ砂利がひどい。

奥珊瑠林道

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名寄を通過して奥珊瑠林道に向かう。
道道60側の入り口には小さな18kmの標識しか目印がないために、付近のショート林道に迷い込んだりした後にようやく奥珊瑠林道にはいることができた。時間は4時を回っていて、雨天と言うこともありすでに薄暗い。

奥珊瑠林道はスピードがのる高速林道、かなりのハイペースで走っていると峠付近でエゾジカが飛び出して危うく衝突しそうになる。鹿は驚きながら反対側へと消えていった。

西興部につく頃に雨が激しくなったため、公民館の軒先を借りて休みながら、今日のこの後の予定を立てた。時間はまだ5時を回った所だったので、氷のトンネルを見た後で、隣接する野営場でテントを張ることにした。

ヒグマ

道道137から氷のトンネルへ向かう舗装林道を登って行く。時間と天候から人影は全くない野営場に差し掛かりテントを張る場所を物色していたら前にヒグマがいた。

こちらも驚いたがクマも驚いたらしく立ち上がってこちらをじっと見ている。どのくらいの時間、見合っていたのかわからないが、クマのほうが先に我にかえって逃げていった。
この日の手帳には「大きかった、驚いた、怖かった、2m位あった、」とだけ書かれている。
当初は数十メートルは離れていたと思っていたが、体の輪郭や顔つきなど、かなり細かい部分まで覚えている所を見ると、もっと距離は近かったようだ。

テントを張るどころではなくなって、一気に滝上町まで逃げるように走った。すでに暗くなった頃、位置もわからないまま、公園の片隅で野営をすることにした。

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