2002/04/18 282 km 天候:曇り
名瀬−奄美中央林道−宇検檗瀬戸内
宇検
県道85へ抜けてガスを補充してから、宇検林道を縦走。雰囲気はやや荒れているが、一部を除いて舗装は終了している。
いくつか支線を探索してみるが、廃道や行止が多い。そのなかで古志林道は荒れが激しい楽しめる林道。林道の周りの植生や路面の荒れ方が内地の林道と幾分違うのがおもしろい。
古志林道は瀬戸内に面した古志集落に抜ける。海は内海らしく鏡のように凪いでいる。あいにくの曇天が残念だが、晴れていればさぞ美しいと思う。
瀬戸内の海岸道路
曽津高崎(そっこうさき)の展望台を楽しんでから瀬戸内町へ向かう。海岸沿いに進む県道は狭く曲がりくねっていて、走っていて飽きがこない。交通量もまばらだ。
瀬戸内町を横断する林道が舗装済みの瀬戸内中央林道だが、路面に無数のウサギの糞が落ちている。奄美大島といえばアマミノクロウサギが著名だが、果たしてその糞だろうか?
瀬戸内
瀬戸内の山間部にある林道を全て取材してから、加計呂麻島へのフェリーの出船時間を確認、翌日に備える。
フェリー乗り場のそばのスーパーで夕食を買い、油井岳の山麓で野営。
中央林道
内地では奄美大島と呼ばれることが多いが、現地では大島、あるいは単に島と呼ばれている。これは、関東で大島といえば伊豆大島、山口で大島といえば周防大島と同様。
奄美中央林道は余り標高のない奄美大島の脊梁山脈を東西に横断する、未舗装距離の長いダートロードだ。支線が多く、その一部はチェーンで閉鎖されている。林道を覆う森林は一見原生林を思わせるが、よく見れば人の手が加えられていることがわかる。
林道の中で止まると、キツツキのやかましい音が森の中に響いている。