2003/08/04 344 km 天候:
花巻 紫波 早池峰山 新里
早池峰山
北上盆地を流れる北上川に連なる市街地を横切り、早池峰山へと向かう。早池峰山そのものには特に興味はないのだが、岩手へ何度も来ていながら早池峰山を訪れていないと言うのは、ツーリング先で他のライダーと話をするときに色々と不便なのだ。
早池峰山は深い霧に覆われていて、視界は10mほど。
登山者が道の脇を多数、歩いているのだがよほど直前までこないと気づかないほどの濃霧だ。
早池峰山の周辺の林道を取材後、新里村へとむかう。
新里村
岩手県を訪れるときは、必ず立ち寄るのが新里村だ。
林道が多いと言うことが第1の理由だが、ツーリングのルート上、ちょうど源兵衛平キャンプ場が野営時間にさしかかると言うこともある。
林道への案内板で紹介されたいくつかの林道を探索後、以前から気になっていた安庭害鷹森林道を走ってみることにした。
どうしてだか理由は分からないのでが、安庭害鷹森林道は全面舗装路と思いこんでいた。
今回初めて走ってみて、フラットダートの豪快なトラバース林道だと分かった。1往復したのだが、残念ながら袋は深い霧に包まれて景観が楽しめなかったが、往路では最高の景観を見ることが出来た。
源兵衛平キャンプ場
安庭害鷹森林道には支線が多く、時間の許す限り取材をしたが、深い霧でスピードが上がらなかったことと、いくつかの廃道を走る羽目になったために、途中で時間切れとなってしまった。
このエリアの取材は、次回以降と言うことだ。
安庭害鷹森を下り、源兵衛平を目指す。
このキャンプ場は小さく水道もないが、なぜかとても気に入っている。この日はこのキャンプ場では初めて、他のキャンパーを見かけた。
鞍掛峠を越えて
早朝、厚い雲が空を覆っている。
予定していた県道234が通行止めなので、ずいぶんと遠回りとなるが、新しく開通した県道12を通って沢内村へぬける。
沢内村の県道34の出口から鞍掛峠林道の入り口までは16km以上あり、その間、とうとう小雨が降り出してきた。雲と風の様子からしばらくはやみそうにないと判断したので、県道の脇の大木の木陰で雨をしのぎながら雨具を身につける。
鞍掛峠林道の入り口には特に目印になるものはないが、長年の経験で、この枝道が入り口だと分かるようになった。
鞍掛峠林道はなだらかな峰越林道で、良く整備されていて走りやすい。同じ岩手県でも、秋田県と接していない林道は整備が行き届いていると言うことだろう。
鞍掛林道の東側の出口には支線が多数あり、複雑に入り組んでいる。山王海ダムに付いた頃にはようやく雨も上がったので雨具を取り、時間の許す限り周辺の支線の取材を行う。
支線が有る場合、ムシして通り過ぎることが出来ないことが、一般のツーリングライダーと取材を目的としているわたしとの違いだろう。