2009/06/01 390 km 天候:晴れ、のち林雨、のち曇り
自宅(小山市)−白河の関−八溝山−北茨城
旗宿金山林道の道標
白河の関から少しは言ったところに建つ道標。
名前は歴史的な複合語といえる。
旗宿は太古からの宿場町で松尾芭蕉の奥の細道などにも出てくる。
金山は、奈良時代から平安時代にかけて、八溝山で金が取れたことの名残と思われる。1000年以上も前の出来事が未だに名前として残ってることが、白河の関とその周辺の良いところだろう。
峠道
白河の関から戸中峠へ抜ける旗宿金山林道の切り通しの峠。
ツーリングの持ち物も時代と共に代わる
ツーリングに持って行くものも、時代と共に代わって行く。
10年前は、ストーブにコッヘル、水筒などがあったが、今はモバイルコンピュータをデータ通信で何処でも行えるようになった。
ただし、写真の八溝山の山頂付近では電波は受信出来なかった。
八溝真名畑林道
八溝山の新緑の季節で一番美しい道は県道377なのだが、あいにくとこのときは通行止めのため、久慈川源流の新緑を楽しむことが出来なかった。八溝真名畑林道も渓流沿いの林道だが、やはり景観は久慈川源流にはかなわない。
板庭入宝林道
以外に知られていない良質の林道が板庭入宝林道。
分類は広域基幹林道なので、良く整備がされている。八溝山から東へ20kmほど言ったところにあり、塙町の街中からすぐそれたところに入口がある。
ここからは久慈川沿いの小盆地が点在している風景を一望出来る展望スポットが幾つか有る。
北茨城の林道
北茨城の林道は君田林道を筆頭にほとんどがゲートで閉鎖、通行不能。
わずかに点在する通り抜けられる林道を県道や村道を繋いで走って行く。1つの林道のダートの距離が短いので走っていて精神的に疲れるエリア。
ゲートで閉鎖
日没直前に、以前に来た時には通れた林道がゲートで閉鎖されてしまっていたので、野営地を大きく変更しなければならなくなった。
やむをえず、公衆トイレがある空き地にテントを張り、水は渓谷まで降りて調達した。
以前は自炊にこだわっていたが、最近ではゴミの分別が煩雑な上に、地元の住民以外のゴミは受け付けない地方自治体も増えてきたので自炊はしなくなった。自炊だけでなく弁当などもゴミが出るので買うことが出来ない。今回のツーリングの食事は携帯食料だけ。
白河の関が入口
自宅から目指したのが白河の関。
ここから旗宿金山林道が東へと延びている。
県道沿いには旗宿金山林道の標識は出ていないので、見つけにくい。