1999/07/19 364 km 天候:曇り処により晴れ
ニセコ−羊蹄山−早月林道−洞爺湖−室蘭
羊蹄山
道道478から羊蹄山を眺める。左右には丘陵地帯に畑が広がり、北海道らしい景観が楽しめる。京極町に入ってすぐに道道97に入る。こちらの路もとても景観が良かった。途中、中学校の生徒達がマラソンをしていたが、何人かとピースサインを交わす。道民は皆ライダーに優しい。
羊蹄山は頂上に雲の傘がかかっていたが、ほぼ全景を見ることができた。10数年前に列車から見た山と同じだった。人間は変わって行くが自然にとっては短い年月だったのかもしれない。
細川たかし記念像で休憩を取った後、道道560を使って洞爺湖まで下って行く。この道道は一部ダートが残る、牧場が美しい、とても景観がすばらしい道。洞爺湖湖畔からすぐに早月林道に入る。
早月林道でパンク
早月林道であっさり道をまちがえ支線のそのまた支線の廃道に入り込み、しかもあえなくパンク。クマが出てこないことを祈りながら、リアタイアの修理を終える。このような支線のまた支線でクマに食べられても、2,3年は発見されないだろうなと、変なことを考えてしまった。
洞爺湖
早月林道を走り終え、蟠渓温泉から再び洞爺湖に戻る。洞爺湖を一周してみたが、以外に湖が見えない区間が多かった。
道道981
洞爺湖湖畔の壮瞥温泉から南に下り、道道981を使って昭和新山、有珠山を眺めながら噴火湾に抜ける。道道981は一部が狭く入り組んでいて、わかりづらい箇所もあるが、とても楽しい道。歩行者と何人もすれ違ったが、みんなピースサインをくれる。
峠から噴火湾を眺めることができる。
室蘭の白鳥の家
室蘭の郊外に着くと、いつの間にか橋が架かっていた。暫定無料の橋を渡り、地球岬に向かうものの、道がわからない。いつの間にか室蘭港に沿った道を走っていた。地球岬に着いたのは予定より30分ほど遅れた後だった。
地球岬ではやせたキタキツネが寝ころんでいて、ライダーや観光客が来ると、餌をねだっている。着いた時間が中途半端だったので、日中と言うには遅すぎて、夕日を見るには早すぎた。沢山の人たちが幸福の鐘を代わる代わる鳴らしている。警備の方にこんばん泊まる場所が未定なら、室蘭市街の白鳥の宿が良いと教えてもらう。
白鳥の宿には、神戸に明日帰ると言うライダーが一人だけ居た。彼と日没まで話し込んだ後、夕食を作り、今晩室蘭港から帰るという、ツーリング中に知り合ったライダー達を見送るために、フェリー乗り場まで出かける。
10時過ぎに出航のため、7時を廻った時間ではライダーはまだ少ないが、徐々に増えていき、知り合いのライダー達もやってきた。
この後、搭乗までの時間、フェリー脇の駐車場で大いに盛り上がる。白鳥の宿に戻ってみると、チャリダーさんが一人、増えていた。
ニセコ一週
出発前にキャンプ場で一緒になったライダー達と話し込み、8時半と遅い出発。道道58からニセコに登る。峠に近づくにつれて霧が濃くなり、峠区間は完全に雲の中を走ることとなった。ところが峠を越えて岩内に入ると一転して晴天、岩内市街と日本海が眼下に広がる。振り返ってニセコの山を見ると絶景!。ニセコパノラマラインを緩やかに下っていく。
道道604の隘路を抜けてから再び倶知安へ。
ホームセンターでエンジンオイルを購入して補充をする。昨日点検をしたらオイルはロアーレベルぎりぎりまで減っていた。推定の残量は0.4L。
あまりにすばらしいニセコの景色をもう一度楽しみたくて、今度は道道343で一周することにした。いったんR5に抜けた後、道道268に入ると、この道道は狭く交通量が少なくとても楽しい路。ただ残念なことに、相変わらずの雲と霧のために展望は全く利かない。
道道58でニセコを横断して羊蹄山に向かう。