1999/07/21 537 km 天候:晴れ
穂別−占冠−双珠別林道−新冠−襟裳岬−音更
新冠
トマムから再び占冠を経由してR237から道道71を使って南に下っていく。
道道71は一面の樹海にところどころに見える牧場がアクセントを付ける。道なりに進むと道道208から紋別へ抜けられる。門別から新冠のサラブレット銀座へ居たり休憩をとる。
サラブレット銀座から再び山間部に向かい、地図に掲載されていない舗装林道をつないで静内町の自衛隊基地の正面にでる。国道脇のスタンドでガソリンを入れると、16.7リッター入った。残量は0.3リッターしかない。
静内から襟裳岬まではR336を使うが、海岸線は寒い大気と海から押し寄せる霧とでとても走りにくい。何とか山間部に入ろうとするが、海岸線沿いに走れる道は全くなかった。
襟裳岬
襟裳岬の手前1kmまでは天気は晴れていたが、岬は濃霧。岬に備え付けられた霧笛の音が響いている。隅々まで歩いてみて10数年ぶりの襟裳岬が激変していることに驚いた。
岬の展望台から遙か下の海岸で地元の漁師が打ち上げられた昆布を収穫していた。付近に船はつながれていないのだが、この崖を下っておりたのだろうか?
1時間ほど襟裳岬で過ごした後、R336、通称黄金国道で北上する。急峻な海岸線に張り付くように国道は北へ延びている。ただ、素人目にも巨額の資金を投入した道路と言うことはわかる。隧道と隧道の間に、小さな集落がばらまかれていた。
黄金国道から帯広へ
広尾からR236、道道15とつないで帯広へ至る。襟裳岬とうって変わって気温が高く暑いくらいだ。止まると汗が噴き出してくる。
道道15は白樺林と原生林が残る美しい道。かつての十勝の原野を忍ばせてくれる。
交通量がほとんどなく快適に帯広に着くことができた。帯広を迂回して音更町のオサルシナイ林間キャンプ場へ着く。
オサルシナイキャンプ場で同じDJEBEL XC乗りと話をした後、無料で借りられるバンガローで寝ることにした。しかし気温が高いからと窓を開けておくと小さな虫がたくさん入ってきて困った。
双珠別林道
種別キャンプ場を7時に出発、道道610へ。道道610は堅く締まった土のダート、途中から道道136に変わる。道道136の左右には農家の廃屋が並び、水田や畑の後らしい平地が広がる。ニニウの集落はいつ頃作られいつ頃放棄されたのかは分からない。
R237へ抜けてから双珠別林道へ。まばらな民家の中に小学校が建っていて、これが入口の目印となる。ヘアピンカーブがほとんどない珍しい林道。出口付近で営林署の職員と話したが、彼らの話ぶりでは他にも道がありそうだった。