2001/12/31 412 km 天候:晴れ
須崎−東津野−大正−西土佐−宿毛−大分県佐伯
大正
県道19を四万十川に沿って南下し、春分峠を越えて大正へ至る。林道を走っているときは体全体を使うので暖かいが、県道や国道を走ると風が巻いて寒い。
松葉川温泉から春分峠まではまぶしい日差しの中、快調に登って行く。峠で休んでいるときオフロードバイクとすれ違う。峠の先のY字路から中津川林道に入ると一面の雪。すでにバイクが一台通り抜けた後があるのには驚いた。南国土佐にも雪中行軍をするライダーがいるらしい。
掃地山の周辺
道の駅大正で休んだ後、清水東津野林道、掃地山林道、藤ノ川岩間林道と走る。掃地山林道の峠から四国カルストを遠望。藤ノ川岩間林道はとうとう全面舗装化が完了してしまった。
岩間から四万十川の対岸へわたり四万十YHの前を通り過ぎるが、さすがに冬期は閑散としているが、それでも下流にはカヌー(カヤック?)が数隻浮かんでいた。わたしに言われたくは無いだろうが、この寒い中に川に浮かぼうとする物好きは居るらしい。
西谷林道
口屋内で沈下橋を通ってか西谷林道、玖木山林道と走る。
西谷林道の峠のトンネルは崩落箇所が多く、通り抜けるのには一瞬躊躇した。愛媛側の舗装化が完了していることを確かめると、再びトンネルを戻って西谷林道を走る。
宿毛から佐伯へ
宿毛街道から蛍湖周辺の舗装路を探索した後、県道46経由で宿毛湾へ抜けようとしたがこれが失敗、途中から県道21にいつの間にか入っていて、これに気が付いたのは土佐清水の標識が出てきたから。全くの逆方向に進んでいた。
すでに日は完全に沈んでいたが、フェリーの出発時間もあるのでハイペースで国道56を走る。
深夜に大分県佐伯に上陸し、畑の浦トンネルの山の中で野営。
鈴ヶ森
早朝、テントの中は5℃と暖かかったが外気の気温は-3℃とやはり冬らしく寒い。凍えながら国道を走り鈴ヶ森林道へむかう。東津野か林道鈴ヶ森林道に入り、大野見へと抜ける。
冬期ツーリングは骨身にしみいるほど寒くつらいが、良いことも多い。気温、湿度ともに低いので見通しがきき、遙か彼方の展望も見ることができる。鈴ヶ森林道を通るのが何度目か忘れてしまったが、峠から四国カルストが見えることは今まではなかった。