クラッチレバー
クラッチレバーとクラッチワイヤーの整備を怠ると、クラッチを握る握力が必要以上に必要となり、ツーリングで左手が異常に疲れてしまいます。特に長距離ツーリングでは疲労が蓄積してくるので、日を追うごとにクラッチの操作がぎこちなくなって行き、渋滞に巻き込まれたときにはクラッチを切れなくなってしまいます。
クラッチはブレーキと共に、最も多く動作をする部品です。このため、レバーのグリースアップとワイヤーの潤滑剤の塗布を定期的に行っておくだけで、摩擦が減り、ライダーの負担を大幅に経験することが出来ます。
使用する道具はスパナ一式、レンチ一式、プラスドライバーの汎用工具に加えて、写真のワイヤーインジェクターがあります。
他に、汎用のグリースとスプレー缶入りの潤滑剤を使います。
アジャスターを覆っているゴムカバーを動かしてから、アジャスターを緩めます。
上記を一杯まで緩めたら、もう一カ所を緩めます。
こちらはスパナを使います。
クラッチレバーの固定ボルトを外します。
ジェベルXCは二重ボルトなので、一つのボルトを外してから、もう一つを外すことを忘れないでください。
クラッチレバーを外します。
クラッチレバーの裏側には溝があり、この溝からクラッチワイヤーを外します。
また、最初に緩めたアジャスターにも溝があるので、その溝からワイヤーが外せるように位置を調整します。
クラッチケーブルをワイヤーインジェクターを使って、潤滑剤を塗布します。
潤滑剤がエンジン部のクラッチまでしたたり落ちてきたら、塗布は終了です。
クラッチレバーで摩擦が発生する部分に薄くグリースを塗布します。
グリースを塗りすぎるとかえってゴミや土埃が付着して摩擦が大きくなってしまうので、塗りすぎないように注意してください。
クラッチレバーを固定するボルトと、クラッチケーブルのタイコの部分にもグリースを薄く塗布します。
クラッチレバーにクラッチワイヤーのタイコを取り付けます。
クラッチレバーを差し込みます。
クラッチレバーをボルトとナットで固定します。
ジェベルXCは二重ナットなので、必ず2つのナットで締めてください。
クラッチの張りを調整します。
大きな調整はナットを使用しているアジャスターで行います。
微調整は手で行えるアジャスターで行います。
クラッチの張り、遊びを好みに調整したら作業は終了です。
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H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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