ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

まずは沖縄を一周

第二次西日本縦断ツーリング

まずは沖縄を一周

2002/04/09 299 km 天候:曇り、一時雨
恩納、本部、辺戸岬、中城、佐敷

本部

朝、体の震えが止まらず、風邪がぶり返したようだが、走れば良くなるような気がして出発。名護を抜けてから本部半島を走る。
瀬底島を探索していると、橋の下に広がる海が赤土で真っ赤に染まっている。話には聞いていたが、実に異様な光景だ。この赤土が珊瑚礁に積もり、珊瑚礁を破壊している。

今帰仁城では重いブーツを履きながら城跡を一周する。中世後期の築城といわれているが、珊瑚礁の石を積み重ねてあるので、内地の同時期の城跡よりはよほど立派に見える。石垣は複雑に結びついていて、見ていて飽きがこない。

屋我地島

屋我地島を一周してから辺戸岬を目指す。
屋我地(やがち)島は残念なことに道路から海はほとんど見えない。たが、丘陵が目立つ島で、内海と併せて本島以上に南国ムードが漂う。屋我地の景観は北海道の十勝平野の丘陵地帯や、福島県の布引高原に通じる素朴な美しさがある。

辺戸岬

屋我地島から再び国道58に戻り、宮城島まで海沿いのルートを走る。大宜味にある道の駅には食堂が併設されていて実においしそうな食事を出していたが、時間の都合もあるので食事は断念する。

辺土名にさしかかると激しい雨が降り出し、辺戸岬に着く頃にやむ。
辺戸岬は低い草木と切り立った断崖、本島最北端の岬だ。景観は北海道の襟裳岬、伊豆半島の仁科峠にやや似ている。店が何軒か有るが、観光客相手の店なので、値段はどれもかなり高い。

山原の海岸道路

辺戸岬から県道70を使って南下。
深い山が続き、民家は数えるほどしかない。もともと山原と言われるくらいの山の中なのだが、米軍の演習場が有るので、近年の開発の波もこの辺り一帯だけは押し寄せては居ないようだ。皮肉な話である。

慶左次湾のマングローブ林にはひっきりなしに大型の観光バスが発着しているが、かといって観光地化されている訳ではなく、沖縄特有の小さな共同売店が一つと、さして広くもない駐車場があるだけだ。
慶左次の遊歩道を歩いた後、慶左次川をさかのぼる道を見つけたので、何処まで伸びているか好奇心に駆られて走ってみると、慶左次川の源流で行止だった。亜熱帯特有の滑りやすい路面で、とても他の人に走ることを勧められないほど、危険な道だ。

中城

名護市も名護湾側の国道58は混んでいるが、太平洋岸はどの道もすいていて快適に走れる。しかし宜野座から車の数が増え始め、金武のICから混雑となる。

閉館ぎりぎりに中城(なかぐすく)の中村邸を拝観させてもらう。沖縄本島には、内地で言えば茅葺きの農家の住宅のような懐かしさを感じさせてくれるような古い建物は少ないが、中村邸はいかにも沖縄の風土に根ざしたという建物だったので、大いに喜ぶ。

与那原、佐敷で渋滞に巻き込まれてしまう。佐敷の海岸でテントを設営。

  1. << 前のページへ
  2. 次のページへ >>

このエントリーをはてなブックマークに追加