パンク修理
- 投稿者:うーたん 栃木県
- (投稿日:2003/09/01 / 更新日:2004/03/06)
ツーリング中に出会うトラブルの中で一番多いのはパンクでしょう。どういう訳かパンクというのは妙な場所や時間に発生します。
わたしのパンク歴(?)を披露すると
1.日没後の福島県、多々石林道で鉄片が刺さりパンク
2.日没直前の福島県、黒森林道でパンク
3.北海道支笏湖湖畔の早月北湯沢林道の支線のその又支線の廃道で遊んでいたら五寸釘が突き刺さってパンク
4.東北自動車道の鹿沼インターから本線に入ったとたん、五寸釘が刺さりパンク
5.土砂降りの栃木県、馬坂林道のパンク
などがあります。
画像は黒森林道でリアタイヤがパンクした時、タイヤをはずし終えた所です。
駐車場に伸びている樹木の影が、日が傾いていることを物語っています。
高速道路でのパンク修理
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2003/09/01
高速道路でパンクしたといってもパンクした場所がインターチェンジやパーキングエリア、サービスエリアのすぐ手前なら、路側帯をゆっくり走ってたどり着いてから修理をすることも不可能ではないですし、安全上もその方がよいでしょう。
わたしの場合は、ICから東北自動車道の本線に入って1kmも走らないで空気が突然抜けてしまいました。見ると五寸釘が1本リアタイヤに突き刺さっていました。一番近い都賀西方PAでも20km以上有るので、このときは路側帯で直すしか有りませんでした。
高速道路の路側帯は、緊急車両が通過することを考慮して設計してあるので、オートバイを止めてパンク修理をしても通行のじゃまになることはありません。ただ、すぐ脇を100km/h以上で走行する大型トラックが多く、その風圧でバイクが倒れそうになるのには閉口しました。
修理そのものは小1時間で終えたのですが、その間、ちょっとおもしろいことがありました。
まずバイクを止めてパンク修理を始めたら、ものの5分くらいで道路公団の黄色い管理用自動車がやってきました。わずか5分で駆けつけてくるとは、どういう情報網を高速道路に張り巡らせているのか、とても興味があります。
公団の職員も、さすがにオートバイのパンクではこの場所で修理せざるを得ないことを分かったらしく、横を通りすぎる車に注意してくださいとだけ言い残して去って行きました。手助けを最初からする気がない辺り、さすがに役人もどきと妙に感心したことを覚えています。
このような人が困っているときに一言「何か必要なものは無いですか?」と声をかけていれば、昨今の道路公団バッシングの中で、わたしだけでも強力な道路公団応援団となっていたでしょう。
パンク修理も終わりかけた頃、高速の下を通る市道から声をかけてくれた人がいます。「故障かい、必要なら自宅から工具を持ってきてあげるよ」と言ってくれました。我が地元の栃木県の人情もまだまだ捨てたものではないと感激した瞬間です。
実際に経験した立場から言うと、高速道路でのパンク修理はかなり危険が伴います。パンク修理になれている方なら、路側帯でてきぱきと修理をしても良いと思いますが、一応修理道具は持参しているけど、修理の経験はほとんど無いというライダーは、無理をしてでも駐車帯などの安全な場所まで移動した方がよいでしょう。
ヒグマの恐怖におびえながらの修理
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2003/09/02
早月北湯沢林道は間違いやすい分岐が多い林道です。
掲載した写真のY字路を本来は左に進むのですが、あえて直進して支線探索をしたのが間違いでした。
この支線からさらに支線が分岐していたので、ついでと思い進んで行くと廃道となっていて、適度な荒れ方だったのでおもしろ半分で遊んでいたら、見事にパンクをしてしまいました。
北海道の林道は一部を除いて交通量は全くありません。早月北湯沢林道はその一部の林道なのですが、さすがに支線のその又支線にはまず人は入ってこないでしょう。何しろ廃道です。
パンクをした場所は森林の中を抜けてぽっかりと開けていて、一面笹が茂っていました。この辺りもヒグマが出没することは知っていたので、まず頭に浮かんだのは、ここでヒグマに食べられたら、数十年たっても発見してもらえないだろうと言うことでした。
クマよけにラジオを取り出して音量は最大、それでも不安だったのでわたし自身も知っている歌を片っ端から大声で歌っていました。
このときはさらに運の悪いことに、夏でも気温が低いはずの北海道では異例の暑さで、汗だくになりながらの修理です。しかも廃道なので足場が悪く、リアタイヤをはずしたバイクは安定せずに、何度も転倒しそうになりました。
悪条件が重なったので、通常のパンク修理なら1時間を超えることはまず無いのですが、このときは1時間45分ほどかかりました。
しかし、修理を終えてバイクのエンジンをかけたときの喜びは、それまでに経験したことのないものでした。
フロントタイヤのパンク(多々石林道)
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2003/09/02
フロントタイヤのパンクというのは、それほど経験していません。
良くリム打ちによるパンクの話を聞きますが、わたし自身はかなりのスピードで林道を走っているにもかかわらず1度もリム打ちはありません。
ただ、多々石林道でパンクしたのはフロントタイヤだったのですが、幅5cmを越える鉄片がざっくりとチューブを切り裂いていたのには参りました。運の悪いことに、このときは予備のチューブを使った後で新しいチューブを買っていませんでした。しかも日没で辺りは真っ暗です。
幸い多々石林道の出口からほど近い所に街灯のついた駐車場があったので、ここでチューブにパッチを当てる修理を始めました。
しかし、一番大きな直径5cmのパッチでも一枚ではふさぎきれず、また耐久性も心配だったので、大小4枚のパッチで何とか穴をふさぎ空気を入れて見ました。早く帰宅したい気持ちを抑えて1時間ほど空気が漏れていないかチェックをしてから、空気漏れ無しと確認して帰路につきました。
帰路で弱ったのは最高速度です。スピードを出しすぎるとパッチが剥離するおそれがあったので、制限速度を目安としてゆっくりと走っていたのですが、後ろから追いついてきたクルマは例外なくあおってきたり、追い越す際にわざと幅寄せをしてきたりしてきました。
こちらの速度が遅いことは分かっているので、後ろにクルマが追いついてきたときには路肩ぎりぎりによって走ったのですが、ドライバーにとってはそれでも気に入らなかったようです。
なお多々石林道でのパンク修理は夜間のため写真撮影ができなかったので、自宅でフロントタイヤをはずしたときの写真を掲載しました。
ツーリング途中のパンクは参ります
- 投稿者:おちべー@XLR250BAJA
- 投稿日:2004/03/03
はじめまして。いつも拝見はさせていただいてますが投稿は初めてです
去年、9月にバイクで初めて北海道へツーリングに行きました(ソロ)
写真は知床峠を下り羅臼に入ってすぐにパンクした時のものです。
おかげで、おぜき温泉には満潮と重なり入れませんでした。
また、いい加減な補修なためエアー漏れがあり、20km毎にエアー
補給して釧路のライダーハウスに辿り着き、もう一度修理し直しです
オフ車はセンタースタンドが無いので作業が大変ですね。
10Lの補給缶で支えての修理でした(作業時間1.5時間)
林道でなくて良かった?!
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2004/03/04
林道や人気のない道道でのパンクでなくて良かったですね。
10Lもの大きな予備缶を持参とはすごい。ひょっとしてガス欠の経験がありますか。
わたしもパンクしたとき、パッチを張ったのに空気漏れが収まらず難儀した事があるので、それ以降は予備チューブを持参して、パンクしたら交換するようにしています。
予備チューブのメリットは他にも、雨の日でも安心(?)してパンク修理が出来る事などもあります。
携行缶
- 投稿者:おちべー@XLR250BAJA
- 投稿日:2004/03/04
初めての北海道だし(仕事では3回ほど利尻島へ)林道走行がメインでしたので(合計約300kmほど)本やNETで見るとGSが無いと5〜60km無い所があるようなので、車で使用していた物を持っていきました。GSで聞いたところ「18時には閉めるよ!」なんて言ってましたから、夜間走行するときは10L位は要るかも。
パッチ修理より、チューブ交換が最良だと痛感しました。
予備タンクは必需品?!
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2004/03/05
北海道の林道でガス欠した事がありますが、悲惨の一言です。林道の最深部から一番近くのGSまで20キロ以上も歩きました。
北海道のGSは早いところでは午後4時に閉まります。
それと、街中以外では日曜日は休店のところが多いです。
置戸町の鹿ノ子ダムで見かけたのですが、地元のライダーがRMXに5リッターの予備缶をリアにくくりつけて走り回っていました。
わたしのジェベルは、北海道では燃費が良く、満タンで400キロから時に530キロ以上を走れますが、林道をメインで走ると、この間1軒もGSを見かけない事もあります。
ジェベルのような
- 投稿者:おちべー@XLR250BAJA
- 投稿日:2004/03/05
BIGタンクが欲しいです。BAJAは9L内リザーブが3L
ツーリングで200km程で予備に切替します。
せめて15Lは欲しい(IMS買うしかないのか)
現役ではジェベルが航続距離が最長
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2004/03/06
最初にツーリング向けのオフ車を買おうとしたときは、ジェベル、BAJA、TT−Raidの3車種を候補にあげていたのですが、2台目の時はジェベルしか候補がありませんでした。
TT−Raidは生産中止となっていましたが、BAJAは航続距離が最長でも300km前後と短い事と、ヘッドライトのバルブが特殊でツーリング中に手に入りにくい事が候補からはずれた理由でした。
ジェベルでも実際は航続距離に不足を感じるので、出来れば20Lタンクが欲しいのですが、これだけ大きいタンクをつけたオフ車は扱いづらいので、市販はされないみたいです。