ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

オフロードバイクの空気圧

オフロードバイクの空気圧 返信

  1. 投稿者:うーたん 栃木県
  2. (投稿日:2004/05/30 / 更新日:2009/10/11)
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オフロードバイクで林道ツーリングをする時には、頻繁に空気圧を変更した方が楽しく走れます。

もちろん携帯用の空気入れを持っていなければツーリング中の空気入れはできませんが、林道に入る前に空気圧を落とし、林道を出てから舗装路を走るときは空気圧を上げる。
これをするだけで、林道ではタイヤが確実にグリップして楽しく走れ、舗装路ではタイヤの減りが少なくなり、コーナーでは安定した走りができます。

空気圧が2.0キロの場合

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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オフロードバイクの前後のタイヤの空気圧を2.0キロにする場合は、主に高速道路や幹線国道を走る際に都合がよいです。

空気圧が高いのでタイヤの設置面積が少なくなり、直線路が多い場合は中心だけがうっすらと経るだけで、サイドは殆ど減りません。リアタイヤなどは3000kmを走った後でも、サイドのひげが残っていることもあります。

ただし、林道を走るとまともにグリップしません。
前後輪ともにぽんぽん跳ねられてしまい、タイヤが路面に接地してくれないんですね。

写真は04年5月の四国ツーリングで走った中の川井桑林道ですが、路面が荒れていたこともあって2.0キロの空気圧で走るのはしんどかったです。
体全体でバイクを押さえつけて走っているという感じでした。

03年に3分山から1分山のスリックマークが出る直前のフロントタイヤとリアタイヤの組み合わせで3000kmほど走ったのですが、グリップしないという点ではよく似ています。

空気圧が1.6キロ

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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ツーリング中にバイクの空気圧を1.6キロで通して走るのは主に北海道です。
写真は道北の美深スーパー林道の直線区間ですが、北海道では林道でもこの様な林道が数多くあるので、空気圧を落とさなくても余り気にはなりません。

北海道で1.6キロを通して走る理由は、舗装区間のスピードが速いからです。1.4キロ程度まで落として国道を走るとタイヤが目に見えて減ってゆきます。本当は舗装路ではもう少し上げた方がよいのですが、空気圧の調整が面倒くさいので、1.6キロで通して走ります。

北海道以外の林道を走る場合、ギャップが多く勾配やコーナーが連続するのでもう少し空気圧は落としておかないと、思う通りにバイクが言うことを聞きません。

空気圧が1.4キロ

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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以前はバイクで林道に入る前に空気圧を落とし、林道を抜けると空気圧を高くしていたのですが、最近ではバイクの空気圧は舗装路も林道でも1.4キロで通して走っています。

1.4キロはある程度タイヤがグリップしてくれるぎりぎりの空気圧で、やはりグリップ力は弱いですが、体全体でバイクを押さえつけるような感じで走れば十分にコントロールは可能です。

1.4キロだと林道と林道の間の距離が長くてもタイヤの減りは目立つほど激しくはないので助かります。
写真は群馬県の栗原川林道です。フラットな路面区間が多いので、1.4キロでも何とか走れます。

空気圧が1.2キロ

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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バイクでのツーリング中に通しで空気圧を1.2キロとするのは四国ツーリングの時だけです。
写真は高知県の楮左古小檜曽林道です。

ただし、日帰りツーリングの時でもちょっと気合いを入れるときは、自宅から現地までは空気圧を高くしておき、最初の林道の入り口で空気圧を1.2キロまで下げ、以後最後の林道を走り終えて帰路につくまで1.2キロを維持します。

四国では林道が密集しているので、林道と林道の間の舗装区間をそれほど長く走る必要がないこと、舗装路でも幹線国道と一部の県道を除くと、山岳路の場合は1〜1.5車線の道路が多いので余り空気圧を落としても不具合を感じないと言うこともあります。

1.2キロの空気圧で幹線国道を走ると、ビードストッパーをつけていてもチューブがずれてきます。

空気圧が1.0〜0.8キロ

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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バイクツーリングでも1.0キロ以下まで空気圧を落とすときは、思い切り林道を走り込むときだけです。
写真は空気圧を落として走り込むことの多い福島県の大窪林道です。

1.0キロ以下まで空気圧を落とすときはビードストッパーが無ければ無理です。100キロも走るとチューブがずれてきます。
また、林道を出てから次の林道までの舗装区間が長いときは必ず空気圧は上げておかなくては行けません。空気圧を下げたままで舗装路を走ると、タイヤの減りが極端に早いです、他にもコーナーリングやブレーキング時におかしな挙動を感じます。

1.0以下、特に0.8キロまで空気圧を落としたときのグリップはさすがによく効きます。自分の腕が一段上がったと錯覚するほどです。

林道を走ることになれていないライダーがオフロードバイクで林道を走る際には、慣れるまでの数回は空気圧を1.0〜0.8キロまで落として走ることをお薦めします。
グリップ力が違うので、林道走行に特有の滑りに対する恐怖感がずいぶんと和らぐと思います。

長距離ツーリングで空気圧を落とすとき

  1. 投稿者:うーたん
  2. 投稿日:2004/05/30
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1週間以上のバイクでのツーリングの時は滅多に空気圧を落とした走行はしませんが、特定のぜひ走り込みたい林道だけは空気圧を落として走ります。

写真は北海道トムラウシのパンケニコロベツ林道からシートカチ林道にかけてです。長距離ツーリングなので当然20kg前後の荷物をリアにくくりつけてあるので、空気圧も我慢して1.0キロまでしか落としません。
それでもかなり楽しく走れます。

また、キャンプ場などに荷物を置きっぱなしにして、この日丸1日は周辺の林道を走りまくると言うときには0.8キロまで落とすこともあります。写真のパンケニコロベツ林道も初めて走ったときはぎりぎりまで空気圧を落として走りました。