2002/04/14 366 km 天候:晴れ
辺土名−名護−辺土名−大国林道−名護
沖縄はライダーの事故が多い
名護岳林道と楚久雨志川林道を使って、本島を横切り太平洋岸へ出てからヤンバルの中で走り残した道を走りながら奥にむかう。
伊地で休んでいるときに、地元の人からバイクの事故の多さについて話を聞く。日本中を走ってきたが、確かに沖縄のライダーのマナーの悪さは際だっていたので、当然事故も多いはずだ。昨日も野営をしていたすぐそばでライダーが自爆していたらしい。
転倒
奥から大国林道を経て名護へ戻る途中、あえなく転倒をしてしまった。相当激しい転倒だったようで、バイクのステップが曲がり、頭部を強打したので数日の間、頭痛とむちうちの痛みに苦しんだ。
ただ、最もショックだったことは、これまでに撮影したデジカメの画像が全て消えてしまったことだ。1000枚近く撮影していたのだが、無駄となった。デジカメもカバーが割れたりして作動しなくなってしまったが、野営後、分解して何とか撮影だけはできるまでに修理することができた。
羽地湖
名護で食料をかい出して羽地湖(はねぢ)湖畔で野営。
羽地湖はまだ完成間もないダム湖で、ダムサイト脇には小さな公園や運動場もあるが、工事中の箇所が多い。
名護城
辺土名を出発して国道58をそのまま南下、名護市内にある名護城に立ち寄る。
沖縄本島はかつて北部、中部、南部の3つの勢力に分かれていて、互いに争っていたが、先に登場した今帰仁城とともにこの名護城も北部の勢力の拠点となっていた。名護の勢力も最終的には首里城を拠点とする勢力に吸収されてしまったが、いまでも名護人(なごんちゅう)という言葉が使われている。内地から見ると「沖縄」とひとくくりにしてしまいがちだが、沖縄本島内でもそれぞれエリアごとの郷土というものがあるらしい。