2002/04/15 323 km 天候:晴れ
名護−本部−万座毛−残波岬−嘉手納−与那城−玉城
屋我地の瀬戸内
今帰仁にある運天緑地で休んだ後、屋我地と本島の間に広がる瀬戸内を嵐山展望台から眺める。展望はよいのだが、工事関係の作業船が異常なくらいに多く、せっかくの景観を壊していたのが残念。観光立県を標榜しつつも公共事業に頼らざるを得ない沖縄をかいま見た。
万座毛
許田を経由して万座毛へ至る。
さすがに全国的な観光スポットらしく人が多くて、ヤンバルの静かな景観になれてきた身にはいささかつらい。
入り口にある駐車場はひっきりなしに観光バスや乗用車が出入りしている。土産物屋が並び、おばちゃんが大声を張り上げて、土産物を進めていた。バイクできているから土産物を積む余裕はないと言っても、なかなか納得してくれなかった。
残波岬
珊瑚礁が隆起してできた残波岬だが、溶岩が流れ出て固まった火山を彷彿とさせてくれる。岬に建つ灯台からは岬を一望することができる。
座喜味
護佐丸の居城、座喜味城へ。
首里城を除けば最も良く整備されたグスク(城跡)で、公園となっている。本丸があった場所は小高い丘となっていて、第二次世界大戦中は海軍の対空砲が設置されていたらしい。
城郭の規模も大きく、本島中部の拠点となっていたことがわかる。
嘉手納
沖縄のイメージの一つに「基地の島」がある。その中でも嘉手納は最も著名な地名だろう。嘉手納基地の脇には「安保の丘」と呼ばれ基地を一望できる丘がある。この丘にはお巡りさんが詰めているのだが、こちらが会釈をするとお巡りさんも会釈を返してくれるのでうれしくなる。
以前、茨城県の百里基地から発進するF4ファントム戦闘機を見たことがあるが、嘉手納基地から発進するのはF18ホーネット戦闘攻撃機だった。
驚いたのは騒音の差。ファントム戦闘機はアフターバーナーを使用して発進するらしく、離れた場所から見ていてもはらわたまで揺さぶられるほどのひどい振動が有ったのだが、ホーネット戦闘攻撃機は全く音がしない。
浜比嘉島
嘉手納から具志川を抜け与那城の平安座島、伊計島、浜比嘉島を走る。
丁度引き潮の時間だったので、海底が完全に露出していて、海中道路が海の上に浮かぶというわけにはいかなかった。
沖縄本島にはほとんど鄙はなかったが、この浜比嘉島にはわずかに残されていた。オレンジの瓦を白い漆喰でかためた屋根、家の周りを珊瑚礁を砕いた岩を積み上げた塀でかこむ。
逆に平安座島、宮城島には大規模な工場施設があり、近代的な景観が広がる。
与那城を後にして高速に乗り、南部の玉城へと向かった。
本部
名護から本部へ抜ける途中、塩川に立ち寄る。聞いた話では川に塩がわき出しているはずだが、川の水に塩のアジは無かった。
本部なら何処からでも伊江島を一望できるが、国道からさらに海岸へ入った所にある道からは、視界を遮るものが全くないので伊江島タッチュウをはじめよく見える。