2003/07/01 505 km 天候:晴れ、寒い
朱鞠内湖 函岳山頂 枝幸 猿払
函岳
美深町から美深スーパー林道へ。
一般に道北スーパー林道と呼ばれているが、どうやら正式な名称は美深スーパー林道らしい。らしいというのは正式な名称を書いた標識が、北海道の最近の林道には珍しく立っていないから確認がとれないから。
美深スーパー林道は霧の名所として名高いが、このときは先ほどまでの曇が無くなり晴れとなった。霞がかかっているのは残念だが贅沢は言えない。函岳からはもし空気が澄んでいればオホーツク海や日本海まで見えそうな気がした。
風烈布
天の川トンネルを抜け風烈布林道を下り終えたとき、リアにくくりつけてあった雨具を落としていた事に気づく。あわてて引き返し時に徐行しながら路肩や草むらも見ながら走るが、2往復したにもかかわらずとうとう見つからなかった。
これが後で非常な困難をもたらす。
枝幸
枝幸町の市街部から西にはケモマナイ林道とその支線が広がっている。この林道の本線から見るオホーツク海は信じられないほどの青さの海なのだが、この日は霞のため海はほとんど見えない。
猿払
猿払村に移動して道道732を抜ける。
この道道を走るのが道北では一番の楽しみとなっている。
全国的にも珍しい湿原の真ん中を通り抜ける道路で、道の中間には水深計も設置されている。
未舗装とはいえ道道なので交通量は多く、また野生動物も多く見る事が出来るので、北海道の林道はリスクが多くて走りづらいというライダーにもお勧めの道だ。
道道732を抜けた後、猿払のキャンプ場で野営。
朱鞠内湖
日向を後にして朱鞠内湖の西岸を抜ける道道528へ。
あいにくの曇天だが、白樺の林が美しい。
長野や栃木では標高の高いところでしか見られない白樺が、道北や道東では平野部で見る事が出来る。
このあたりは日本でも最も気温が低くなるところで、日本の最低気温を記録したのもこの朱鞠内湖の北岸だ。