ツーリングトーク バイク談義

オフロードバイクの整備とツーリングキャンプのノウハウ

剣山スーパー林道

四国・九州山岳道路ツーリング

剣山スーパー林道

2010/05/02 365 km 天候:晴れ
徳島県、高知県

剣山スーパー林道の始まり

剣山スーパー林道

何年ぶりか忘れてしまったが、久しぶりに剣山スーパー林道を走ることが出来た。例年、わたしが四国を訪れたときには事前情報で剣山スーパー林道が通行止めと言うことが分かっていたので通る機会がなかった。

今回のツーリングも前々日に知り合ったライダーから平日は通行止めで、5/3の休日から通行が可能となるとの情報を得られたので、急遽予定を大きく変更して4/30に走行予定だった剣山スーパー林道をこの日にづらした。

以外に舗装区間は伸びていなかった

剣山スーパー林道

これが工事箇所。
休日なので通行に支障なし。

日本のほぼ全ての林道が舗装化の方向に進んでいる中で、剣山スーパー林道はほとんど舗装化区間が増えていなかった。
これは地元自治体が日本一長いダート林道という観光名所を大事にしてくれているのだと思う。
とてもありがたいことで、感謝に堪えない。

長い長い剣山スーパー林道

剣山スーパー林道

全長100キロを超える剣山スーパー林道は、ダート区間だけでも60km以上有るので走るととても長く感じる。
わたしはこの程度の距離を休憩無しで走ることに慣れているのだが、ほとんどのライダーはそこここで休憩を取っている。

タイヤの交換の前に坂本竜馬

剣山スーパー林道

剣山スーパー林道を走り終えて物部村まで行き、各部のチェックをしているとタイヤの減りが予想よりも早く、スリックマークが出ていた。
今日一日は持つという程度。幸い、物部村からは高知市まで1時間余りなので、今日のうちにリアタイヤを交換しておくことにした。

高知市内に入り電話帳で南海部品をしらべ、電話で道順を聞く。このとき、道順を間違えて聞き取ったらしく、坂本竜馬生誕の地(旧御城下本丁筋一丁目)に出てしまった。電話で坂本竜馬生誕の地まで行くと行き過ぎですと言われていたので、記念写真だけ撮影をして引き返す。

以前に同じGWに来たときには人っ子一人いなかったのだが、この日は写真渋滞が出来ていた。大河ドラマの影響力に改めて驚かされる。

リアタイヤの交換は南海部品高知店で

剣山スーパー林道

南海部品高知店の位置が分からないのでちょっと探したが、レッドバロンが先に見つかったので教えてもらう。

装着するタイヤの種類に迷ったのだが、これまでと同じダンロップのD604にした。これが後々に重大な問題となってくるのだが、このときには気力体力共に充実していたので、D604を自在に操ることが出来たのだから選択したのもやむを得ないだろう。

南海部品高知店は個人のバイクショップのような手作り感あふれる小さな店舗で、とても全国チェーンのお店とは思えない。わたしは日本各地の南海部品に立ち寄っているが、これほど雰囲気の良い店舗も珍しい。

タイヤは自分で代えるつもりだったのだが、ピットが開いているので作業時間は最大1時間を見てもらえれば終えますと言われて、生まれて初めて人様にタイヤ交換を任せることにした。
わたしがバイクショップに修理や部品交換を依頼しないのは全ての作業を自分で出来るからだが、実は以前にバイクショップの修理ミスで偉い思いをしたことがあるから、信頼していないと言うのが本音。ただ、南海部品は信頼がおける数少ないお店と思っている。

谷相集落

剣山スーパー林道

わたしの大好きな谷相集落。
山の斜面に集落が1kmほど続いている。
集落の間の小径を上り詰めるとそこからダートだったのだが、舗装化が進み、峠まで舗装されてしまっていた。

大好きな林道だっただけに、舗装化の進展は残念。今度は知るときには全面舗装化されているだろうと思う。

この林道を走れたのも、南海部品でタイヤ交換をしてもらったから。わたしが自分でタイヤ交換をしていたら、この日はタイヤ交換だけで終わってしまっていたはず。ツーリングに費やせる時間は限られているので、任せられるときには任せて時間を短縮するのも一つの判断だと思う。

軽自動車しか通れない?国道439

剣山スーパー林道

オートバイで走っているときにはさほどに狭さを気にする必要はないが、昨年に剣山登山や四万十川川下りで車で走った国道439の狭さは尋常ではない。
特に、峠区間と集落内は道の拡幅が進んでいないらしく軽自動車同士でもすれ違えないのではないかと思われる場所が多数ある。

この日は大豊で野営をする。
面白いことに、わたしのテントを見つけたのか、その後ぞくぞくとわたしのテントの回りにテントを張る人がやってきた。テントを張る人に、「隣にテントを張ってよろしいですか」と聞かれたり「一晩お世話になります」と言われたのは初めての経験だった。
挨拶は人間関係の潤滑油と言われるが、なるほどと実感した。

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