1999/08/06 355 km 天候:曇り処により雨
鶴居−キキン林道−日並林道−小清水−サロマ湖
日並林道
津別から道道588へ抜ける林道があるのだが、この日は残念ながら鹿除けの柵があり、鍵もかかっていたので通ることができなかった。
いったん美幌まで行き、R243から日並林道にアプローチする。もうすぐ入り口と言うところで激しい雨が降り出したので、手近にあったバス停で雨宿りをする。辺りも薄暗くなる。
雨が1時間ほどで止んだので、古梅から日並林道へ。この林道はたくさんの分岐があり、標識が完備されているから問題なく通れるが、標識が1カ所でもないと道に迷うだろう。路面はフラットだがブラインドコーナーが多く、もしこのコーナーを抜けたところにクマが立っていたらどうしようと、コーナーを曲がるたびに考える。
ハイランド小清水で休憩をしていると、縞リスが10匹以上ちょろちょろと走り出してきた。人になれているらしく、餌をもらいに来ていた。
ハイランド小清水は展望台からの景観もよい。
オホーツク海
道道587をオホーツク海へ下り、止別の海岸道路を走る。海岸へ出てみると、オホーツク海越しに知床半島を一望できる。あいにく曇天でガスもかかっていたが、それでもすばらしい。
R244から網走を越えて、サロマ湖湖畔にある、幌岩山展望台へのダート道路を走る。道路にはクマ注意の看板がいくつか立っている。時刻は5時を回り雨も降り出してきて、前にクマさんと出会った事を思い出す。
バイクに乗っていれば逃げ切れる可能性があるが、展望台で歩いているときに出てきたら逃げようがない。展望台は小高い丘に建つ建物なのだが、入り口のドアが壊れていて、閉めることができないからだ。クマが出てきたら一直線に入ってくるだろう。
幸い杞憂に終わり、キムアネップキャンプ場にたどり着く。ここから見える朝日を見たいがために走ってきた。夜の天候は雨だが、明日は晴れるだろうと期待して就眠。
キキン林道
朝、雨は上がっていた。久しぶりに本格的な走りを楽しめる。
町道鶴居越線を軽く走りR240を北上、津別町にあるキキン林道に向かう。相生集落に入り口の有るこの林道は、道道768との分岐から工事現場がある中腹までは爽快な林道、その後登山道の入り口がある峠まではやや荒れている路面が続く。
峠からは草木が覆い繁り、路面こそフラットだが廃道に近い雰囲気。と、茂みがガサガサ動き出し、クマか?!と驚いたらエゾジカでほっとした。キキン林道はダート25kmだが、実際に走ってみるともっと長く感じる。