大洗-苫小牧フェリー乗船験記
- 投稿者:うーたん 茨城県
- (投稿日:2007/12/18 / 更新日:2007/12/18)
大洗港のフェリーターミナルです。意外なほど小さなさ建物で、入口に駐車場にバイクや車を駐車して乗船手続きのために中に入ります。このときは2005年6月18日ということもあって、ツーリングライダーは数えるほどでした。このとき乗船した船は「へすていあ」です。
フェリーターミナルは分かりづらい場所にあるので、初めての方は道に迷うかもしれません。大洗タワーが付近の目印です。大洗タワーの近くまで来たら、標識に従って何度か曲がるとたどり着けますが、たぶん最初はターミナル前を通り過ぎて、貨物車両の駐車場まで進んでしまうと思います。わたしも大型のトレーラーの中をびくびくしながら通り抜けました。
大洗港のターミナル付近の全景
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
大洗港のフェリーターミナルの全景です。右に見える建物がフェリーターミナルで、そこから歩道がフェリーまで延びています。
先ほど書いた大型トレーラーが左側にたくさん並んでいるのが見えます。
商船三井の受付
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
この頃にはわたしが利用した商船三井フェリーの他にも東日本フェリーの受付もありましたが、今は商船三井フェリーだけです。夏休みと年末年始以外はお客の数も少なくあまり待たないで手続きが出来ます。
このときは前の方が車検証を車に取りに帰ったり、乗船名簿に記入漏れがあったりして、多少待たされました。現在ではインターネット予約をすれば、めんどな乗船名簿の記入は不要です(印刷しますかプリンターがないとだめです)。
わたしは250ccのバイクに乗っているので手続きに時間を取られることはないですが、乗用車の場合、料金が車の長さで決まるからとおもいますが車検証が必要ななので、自分の前に3名以上の自動車のお客が並んでいた場合、ちょっと待たされることは覚悟してください。
これはわたしの実体験の笑い話です。
別の航路のフェリーでの話ですが、わたしの前に並んでいたお客がよほど要領が悪いのか乗船手続きがいっこうに終わらず、フェリーの出航時間が過ぎてもまだターミナルの中にいました。その後に並んでいるわたしはその方の後に手続きをしましたので、わたしが乗船を終えバイクの固定が終了してからの出航となりました。到着は定刻だったので、少し速度を上げたのだろうと思います。
フェリーへすていあ
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
へすていあの意味が分からないのが残念ですが、岸壁から見ると見上げるような大きな船です。中央に左右に横切っているのが歩行者用の通路で、バイクのタンデムツーリングの場合、後の方はこの通路を歩いてターミナルからフェリーへと乗船します。
バイクは、乗船は優先されることが多く、大抵は並んでいる自動車の一番前へ来るように誘導されます。当然乗船順位も最初になるので、乗船後、荷物を手際よく降ろして客室に行ければ、一番良い寝場所を確保できます(2等の場合だけですが)。ただ、大抵のライダーは荷物をほどいて降ろしたり時間が掛かり、このメリットが十分に生かされていません。フェリーに乗船する前には、事前に船内に持ち込むものをまとめておくのがよいです。
へすていあ乗船口
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
フェリーにバイクや車が乗船する入口です。
乗船するバイクと車は一度駐車場で待たされた後(上の写真で数台車が並んでいるところです)、順番にこの入口まで誘導されてから、数台ずつ船内に走って入ります(多くても車で10台位です)。バイクはそうして待っている数台の車の脇を通り抜けて最前列に誘導荒れるので、結構これが優越感に浸れて嬉しいです。
フェリーと桟橋にかけられている「橋?」は鉄製で、滑り止めが施されてはいますが自動車用なのでバイクの滑り防止にはあまり役に立ちません。かなり滑るりやすいので、特にハンドルを切る際には転倒に注意してください。このときではないですが、有るフェリーで前を走るドゥカッティ?が滑ってこけたことがあります。後のバイクも急ブレーキで止まることが出来ないので、追突する可能性もあります。わたしはかろうじてドゥカッティの脇をすり抜けました。
駐車スペース
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
バイクや自動車が駐車する場所は2層か3層に分かれているので、入口からはいると誘導員の指示に従って駐車位置まで移動します。
バイクと車を連続して乗船させることはなく、バイクが上船を終えて、多少間をおいてから自動車の乗船が始まります。
バイクの駐車場
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
バイクは車体が小さいので船内の隅に分散して駐車させられることが多いです。
へりおすでは人がすれ違える程度の隙間に駐車をしました。わたしは慣れていたので気になりませんでしたが、前のライダーは、狭いので転倒したりぶつけたりしないようにずいぶんと慎重に運転をしていました。
これだけ狭いと、荷物をほどいたり降ろしたりするのも大変です。何しろあまりに狭いのでバイクの横に人間が建つスペースも無いくらいです。事前に船内に持ち込む荷物だけを別の袋を用意しておくと、とても楽です。わたしはディパックに必要なツールを移し替えて、入りきらない分は船内で食べるために買ってきた弁当やパンが入っているスーパーの袋に詰めます。
フロント
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
一般の乗船客にはあまり用のないのですが、フロントがあり客室乗務員が24時間常駐しているので、何か有ればこちらに申し出ましょう。
船内の通路
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
船内の通路です。船首から船尾にかけて一本の長い通路が延びていますが、大きな船とは言っても通路は大人がすれ違うのがやっとの幅です。
通路には寝台の入口ごとに、ゴミ箱が設けられているのでずいぶんと助かりました。
エコノミールーム(二等)大部屋
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
わたしは二等の雑魚寝部屋と呼んでいたのですが、フェリーのサイトで確認をしたらエコノミールームと洒落た名前になっていました。写真は大部屋です。マットと毛布と枕がきれいに置かれています。乗船者分置かれているわけではありません。6月というシーズンオフでしたので乗船客も疎らです。
エコノミールーム(二等)小部屋
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
上記の写真の用な大きな部屋の他に10名から20名ほどが寝られる小部屋もあります。団体客などがある時はここが貸し切りになっているのを見たことがあります。
シーズンオフなら、小部屋を1人、もしくは自分たちのグループで独占、なんてことも可能です。
ラウンジ
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
最上階の船尾に設けられたラウンジです。快適なソファーが用意されていて人気も高く、寝室ではなくここで一夜を明かす人がこのとき1組いたほどです。
船外の後甲板
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
船外を自由に歩けるのは最上階の甲板(こうはん)だけです。煙突は船尾に有るのですが、煙突と客室の間にひろ言うペースがあり開放感を味わえます。
このときは日中晴れていたので、甲板の上を歩いている時間がとても長かったです。
船外の横の甲板
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
最上階の客室を囲むように船の左右に、自由に歩ける甲板があります。
手すりから海を見ていると、このときはトビウオがトン手行くのを見ることが出来ました。
天候が晴れで空気が澄んでい航海の時は、ここから宮城県の金華山や、三陸の海岸、北上山地などが見渡せます。
希ですが、陸地では殆ど見ることの出来ない珍しい海鳥も見ることが出来と、船員の方に教えてもらいました。
苫小牧港入港
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
北海道の海の玄関が苫小牧港です。人間が作り上げた人口の港としても有名です。写真の石油タンクが並ぶ岬を通り過ぎると苫小牧港の中に入ります。
この瞬間が一番、北海道に北と感じます。
苫小牧港の客船たち
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
苫小牧港は大洗航路、八戸航路、仙台・名古屋航路の3つのフェリーが運航いています。特に八戸航路は1日に10便前後が運行しているので、港の中には必ず他のフェリーを見ることが出来ます。
写真のフェリーは船名を「いしかり」と言い、名古屋航路に収益市営鱒。豪華客船を思わせる白く美しい船でしたので思わずシャッターを切りました。1度は載ってみたくなる船ですが、北海道と名古屋を結ぶ航路ではわたしには縁がないので残念です。
ちなみに石狩は太平洋フェリーの船です。
http://www.taiheiyo-ferry.co.jp/
で紹介されています。
苫小牧港の桟橋
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
苫小牧港のフェリーの桟橋は、大洗航路、八戸航路、仙台・名古屋航路の3隻の大型のフェリーが同時に接岸出来る規模があります。
このときは「いしかり」の前の岸壁に「へすていあ」は接岸しました。
接岸する作業の風景がわたしは大好きなので、いつも乗船時間ギリギリまで甲板の上から眺めています。数十名の人たちが無駄な動きをせず巨大な船を岸壁に事故無く接岸させるのは、何度見てもすばらしいです。
ここでわたしの失敗談を1つ。
下船時間ギリギリまで接岸風景を見ていられるのは、乗船している船がその港が終点という場合にだけです。決して中継点として入港し、乗客の出入り荷物の揚げ降ろしを終えたら次の港へ向かう船ではやらないでください。わたしは、東京ー徳島ー門司フェリーで東京から徳島へ向かったのですが、徳島港に入港する風景を最後まで見ていたら、下船準備に時間が掛かり、フェリーの出発時刻を遅らせてしまったことがあります。バイクは自動車と違ってヘルメットやジャケットなど、身につけるものが多いので、多少時間に余裕を持っていないといけないのですね。身をもって実感しました。
車両甲板から出発直前
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
苫小牧港に入港するといよいよ下船です。
乗船の時はバイクは大抵は一番最初に乗船できるのですが、下船の時はケースバイケースで、まっさいに下船できるときも有れば1時間以上待たされることもあります。
わが「へすていあ」では特にバイクを後回しにすると言う事はありませんでした。それで、わたしはバイクを手で押して写真に見える登り口の前に駐車し、扉が開くのに多少の時間があるので、このような写真を撮ったりしていました。写真の右端に見えるのがわたしのDJEBEL XC250です。
乗客が船室から車両甲板に降りてきて車に乗ってから、実際に下船が始まるのは15分前後の時間差があります。乗客はこの間、エンジンをかけるので、車両甲板はすごいエンジン音が響きます。また排気ガスの匂いもものすごく、室温も上昇します。
ライダーは、、真夏を覗けばジャケットを身につけたりやや厚着をしていますが、汗だくだくになるはずです。
苫小牧フェリーターミナル
- 投稿者:うーたん
- 投稿日:2007/12/18
苫小牧港のフェリーターミナルです。
写真は正面から写したものですが、バイクや自動車で乗船する人はこちらの入口は関係はなく、この下にある駐車場から直接多々ものの中に入ります。そのため、北海道ツーリング暦10年以上という猛者でも、こちら側からのターミナルを見たことがなかったという話も聞いたことがあります。
タンデムで乗船されたライダーは、後の方は徒歩で下船してこのターミナルまで歩いてきます。それなので後の方をここで乗せます。もちろん下の駐車場で乗せてもかまいません。
こんかいは大洗から苫小牧へ向かう航路でしたので苫小牧港の紹介は省いてあります。
苫小牧港は驚くほど広大な敷地で道に迷いやすく、最悪の場合は別の航路の船に乗りかねないほどです。この辺りは別の機会に書いてみます。