装束峠(蛇谷林道と須川林道)
- 投稿者:うーたん 高知県
- (投稿日:2003/09/03 / 更新日:2003/09/03)
室戸岬の付け根にある古道の名残が装束峠です。
かつては土佐の大名の山内氏が参勤交代でここを通ったと言われています。幕末には野根山烈士といわれる勤王の志士がこの辺りに城塞を構えて、土佐藩と対立した事もありました。
装束峠は室戸岬を迂回できる山岳林道です。西側を須川林道、東側を蛇谷林道と呼びますが、他にも沢山の楽しい林道があります。
わたしは四国を走るときは、必ず装束峠に立ち寄ります。この峠から見る奈半利川河口の景観が大好きだからです。
取り立てて美しいと呼べるほどではないかもしれませんが、奈半利川河口で惨殺された勤王の志士、奈半利川中流で生まれ育った中岡慎太郎など、この平凡な河口の景色を見ていると、歴史の壮絶さを感じることができます。