ツーリングトーク バイク談義

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北海道の夏の気候(7月下旬から8月中旬)

北海道の夏の気候(7月下旬から8月中旬)

北海道の夏の乾いた空気は高原の様に爽やかです。日中は道南道央では30℃を越える日も珍しくなく、寒冷な道北道東でも25℃以上の夏日が多くなります。しかし気温は低くく2011年8月上旬、足寄町で31℃を記録した時、宗谷岬は16℃(天候は晴れ)でした。

北海道のツーリングシーズンは夏です。夏休みを利用して、毎年多くのライダーが渡道してきます。
日本の夏は湿度と気温が高くべと付く様な季節なのに比べて、北海道の夏はカラリとしていて過ごしやすい季節です。水墨画の様な濃淡の日本の世界から離れて、洋画の油絵の様な乾いたエキゾチックな世界に移った様にも感じられます。

寒暖の差の激しいのがこの季節の北海道の特徴の一つでしょう。
富良野盆地で連日30℃を越える真夏日が続いていても、富良野盆地から望める十勝岳の中腹にある吹上温泉と吹上温泉キャンプ場では、標高が高いために日の出前には10℃前後にまで気温が下がります。
1999年7月下旬、わたしの北海道ツーリングの時、北見市で36.5℃を路上温度計で確認した数日後、道北の音威子府村を土砂降りの中を通過したとき、道の駅音威子府の近くで見た路上温度計は12℃を指していました。

夏のツーリングの服装は最高気温を当然意識したものとなりますが、北海道ツーリングでは低い方の気温も意識して準備をしないと悲惨になります。

写真は2011/8/11の釧路湿原と阿寒岳です。
本州や四国、九州の夏に比べて湿度の低い北海道の夏は、空気が透き通っています。

盛夏の気候

盛夏の気候

寒かった北海道も7月下旬から本格的な夏を迎えます。この夏らしい季節は8月中旬まで約一ヶ月間続きます。真夏が一月とは短いと感じるかもしれませんが、亜寒帯に属する北海道の夏は短いのです。函館市など道南地方では9月に入っても30℃前後の暑い日がありますが、道央では9月に入れば秋、道北道東では8月20日頃以降は秋です。9月5日頃には大雪山で紅葉が見られる様になります。

7月と8月の晴れた日には、地球の温暖化の影響からか、函館市や札幌市などの道南道央では30℃を越える日も珍しくなくなりました。道北の旭川市も内陸性の気候と盆地性の気候が合わさるために、夏、晴れると30℃を越える事もあります。

また、高い気温となりやすいフェーン現象もオホーツク海沿岸ではよく起きます。2007年の6月中旬にフェーン現象が起こり、オホーツク海側の紋別郡滝上町で31℃まで気温が上昇して、この日の日本で最も高い気温を記録しました。わたしのツーリング中の最高気温もオホーツク海沿岸の街の北見市で、1999年7月に36.5℃を経験しました。

ところが一転して雨天となると、気温が上昇しません。
雨が降った日の気温までには20℃まで上昇しないことが多く、特に寒冷なオホーツク海沿岸の街では、7月8月でも一般の家庭でストーブを焚くことは珍しくありません。オホーツク海沿岸や根室市から釧路市にかけての太平洋岸では、盛夏と言っても雨が降ると12℃から16℃くらいが最高気温です。真夏でも大雪山や日高山脈では登山家の遭難凍死事故が発生します。

雨が降っている上に20℃を大きく下回る気温の日には、ホテルやライダーハウスで一日を過ごすライダーが多いようです。釧路市と根室市を結ぶ北太平洋シーサイドラインや苫前町と稚内市を結ぶオロロンラインなどを雨の日に走ると、僅かな数のライダーとすれ違うだけです。

写真は2011/8/12の北太平洋シーサイドラインです。
青空が広がっているなかで、道の先に見える岬が煙った様に見えますが、これが冷たい海霧を運んできている風です。この霧の中を通過するときは、気温がグンと下がって思わず震えます。

盛夏の服装と装備

7月中旬から8月中旬にかけてのツーリングならメッシュジャケットがお勧めですが、ジャケットのインナーには冬期ツーリングの装備を身につけられる様にしておくのがベストです。

30℃を大きく上回ることもある北海道を走るのですから暑さ対策を施して置かないと、楽しいはずの晴天の日で熱中症になりかねません。皮ツナギを着てライディングを優先する場合は、着衣以外で暑さ対策をするべきでしょう。

しかし、10℃前後にまで日中の気温が下がることもあるので、その低い気温に対応しておく必要もあります。
寒さ対策の服装をあげると、
1.カッパを厚手として、防寒能力を持たせること。厚手のカッパは薄手のカッパに比べて重くかさばるので敬遠されがちですが、強力な防寒服となります。
2.インナーに着られる化学繊維素材のシャツを二枚用意しておくこと。フリース素材のジャケットを一着と薄手だが保温能力の高い化維衣シャツを一枚を用意しておくと、気温に応じて使い分けられ、特に気温の下がったときには二枚を重ね着することで、強力な寒さ対策が出来ます。化維衣シャツは、ライディング中はジャケットのインナーに身につけますが、ホテルやライダーハウスやキャンプ場でくつろいでいるときや、就眠中にも着られます。

具体的なライディングの服装はこうなります。
晴れた日にはインナーに長袖のシャツを一枚着てジャケットを着ます。これで走ると丁度良い体感温度となります。気温が30℃を越えても湿度が低いため、ライディングで風を切ると体感温度はより低く感じます。
ジャケットを脱いで、例えばTシャツ一枚で走れるほどの暑い日は、道北道東では滅多にありません。

雨の日には、薄手の化維衣シャツを肌着に身につけた後、フリースジャケットを着てからジャケットを身につけます。そして厚手のカッパを上から着ます。この服装でも丸一日走っていると寒く感じる時もあります。

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