チェーン、ワイヤー、ブレーキ・クラッチレバー、アクセル等の誰にでも簡単にできる、部品の交換をしないバイクの定期的メンテナンスを解説します。これらはバイクを運転する上で微妙な力加減を加える箇所なので、整備しておくとバイクを思う通りに操ることができます。初心者でも出来るメンテナンスと言えるでしょう。
更新日:2014/09/15
バイクのアクセル・グリップのグリースアップ、アクセルワイヤーの潤滑剤の塗布を定期的にしておくとアクセルワークが実にスムーズに行えます。走る曲がる止まるがバイクの三要素の走るに影響を与えるメンテナンスです。
更新日:2014/09/15
クラッチレバーとクラッチワイヤーの整備を怠ると、クラッチを握る握力が必要以上に必要となり、ツーリングで左手が異常に疲れてしまいます。特に長距離ツーリングでは疲労が蓄積してくるので、日を追うごとにクラッチの操作がぎこちなくなって行き、渋滞に巻き込まれたときにはクラッチを切れなくなってしまいます。
クラッチはブレーキと共に、最も多く動作をする部品です。このため、レバーのグリースアップとワイヤーの潤滑剤の塗布を定期的に行っておくだけで、摩擦が減り、ライダーの負担を大幅に経験することが出来ます。
更新日:2014/09/15
チェーンの防錆、摩擦の軽減のために、洗浄をしてチェーンルブを塗布します。こうすることでチェーンだけでなく、前後スプロケットの寿命も延びてきます。
使用する用品はチェーンクリーナー、チェーンルブ、ブラシです。
わたしの場合
チェーンルブの塗布は、長距離ツーリング中なら一日に一回、走り始めの早朝か、走り終えた夕方に行います。洗浄はしません。
日帰りツーリングなら、帰宅したら塗布します。これも洗浄は行いません。
洗浄は、一月以上、オートバイに乗らないだろうという場合に実施します。
更新日:2014/09/15
オートバイのチェーンは少しずつ延びて行きます。遊び(緩み)の量は幅があるので少し伸びても調整の必要は無いですが、規程の量を超えた遊びは大変に危険で、スプロケットとチェーンが噛み合ってしまってリアタイヤが突然ロックすることもあります。そうした事態を防ぐためにも、遊びを定期的に調整します。
更新日:2014/09/15
ツーリング中、チェーンが延びたときはすぐにチェーンの張りを調整する必要があります。チェーンに適切なたるみを与えておかないと最悪事故につながります。これ以下の写真は、実際のツーリング中に調整を行ったときのものです。
わたしの実例
1999年7月から8月にかけて北海道をツーリング中、チェーンの伸びが調整の限界を越えてしまったことがあります。
伸びきったのが釧路市の北の鶴居村付近で、そこからだましだまし根室市に向かって走っていたのですが、延びたチェーンとスプロケットが噛み合ってしまい高速走行中に後輪が突然ロックしたことがあります。
幸い、車道の左側よりを走っていたので、後ろを走る車に追突されずに済んだのですが、もし、車線の中央を走っていたら車に押しつぶされていたでしょう。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
SNSのURL
facebook Yuichi Mizunuma
twitter Yuichi Mizunuma
部品の取り外し
写真ではブレーキレバー・ホルダーを外しているところですが、通常ではこの部品は外す必要はありません。ブレーキレバーの位置の微調整をしたかったのと、写真撮影に邪魔だったので外しました。
このほかにも、いくつかの部品を作業前に外したり、ネジを緩めて置くと、作業がスムーズに進みます。
×閉じる