軽量でコンパクトのテントは、ツーリングの荷物を最小限最軽量にして走ることを最大限に楽しみたいライダー向けです。収納時に軽くて小さくまとめられるので、荷物になりません。その代わりに価格は高価、室内容積が小さくなるので居住性が犠牲になります。狭いテントの中の生活が苦にならないライダー、日没と共にテントを張り日の出には出発するライダー向けのテントです。
アライテントの製品情報トレックライズシリーズ
ライテントのキャッチコピーは“究極の1人用テント”。
重量はわずかに1250gです。
登山のために作られた小型軽量テントの究極の姿の一つと言えます。わたしの愛用品です。
わたしはこのテントをバイクにくくりつけて四国と九州を2週間ほど走り回りましたが、収納すると小さく軽いのでパッキングがとても楽でした。
また、設営の簡単さはすばらしく、雨が降っていてもテントを張るのが苦になりません。
登山で使った時ですが、北アルプスで暴風雨に遭って、風速20m/s以上の風の中でも、倒壊することもなく一晩過ごせました。台風が上陸しても安心して過ごせるテントです。
欠点はツーリングテントとして購入するには、高価なことです。コールマンのツーリングテントを2つ買っておつりが来るくらい高価です。
でも、それだけの価値のあるテントであることは間違い有りません。
また、ツーリング向けのテントとしては通気性が悪いです。入口がメッシュとなっていますが、裏面のベンチレーターは小さな穴だけなので、風が通り抜けることが出来ません。
多少風が有っても室内は暑く蒸れやすいテントです。
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アライテントの製品情報ドマドームライトシリーズ
前室の非常に大きなテントです。前室の前面の入口の開け閉めの他、前室の左右もフライを開けることが出来るので、ひろやかな開放感がえら得ます。
ドマドームライトのネーミングは日本語の「土間」から取られています。
ポールはテント本体を支える2本と、前室を支える2本の計4本です。
日本アルプスのキャンプ場でよく見かけますが、設営はとても簡単です。トレックライズよりも2本ポールが多いだけの時間が掛かるだけです。
テントの入口がメッシュとなっていて、風の通り道を付ける様に後ろにもベンチレーションが設けられています。ただ、小さいので平野部でのキャンプでは不十分な通気性でしょう。
重量/1790g(フライシート+本体+フレーム)
サイズ/主寝室:奥行75×間口200×高さ104cm
サイズ/土間:奥行60cm 入口部分110cm
サイズ/収納時:本体32〈43〉×19φcm、フレーム 38cm
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モンベルの製品情報ムーンライト1
1970年代の設計なので時代遅れの部分が見られますが、ツーリングユースにはまだまだ十分に利用できるテントです。
ムーンライト2をわたしも愛用しています。
ムーンライト1と2と3の長所は、設営の簡単さと通気性の良さでしょう。なまえの由来のムーンライトは、月明かりでもテントの設営が出来ることから取られました。慣れれば5分程度で設営できます。
前と後の面がメッシュ構造となっていて、風の通り道が確保されています。登山用のドームテントでは得られない涼しさです。メッシュの部分は閉じることも出来るので、冬の寒い時は、閉じて通気を最小限(酸欠しない程度)にすることも出来ます。
雨にも強く、九州の人吉盆地のキャンプ場で豪雨にあった時、周りのテントが次々と水没する中でも、わたしだけはこのテントのおかげで熟睡できました。朝目が覚めたら、テントがぷかぷか浮いていたので驚いたくらいです。防水性が高いので浸水せずにテントの浮力で浮いていた様です。
重量は2.3kgと小型の一人用のテントとしてはかなりのヘビー級ですが、ツーリングライダー向けのテントとしては重いという程でもありません。ライディングに影響は出ないでしょう。
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ダンロップの製品情報R SERIES
ツーリングテントの定番の一つがダンロップのR126の後継モデルのR127です。山岳テントメーカーのダンロップのテントは、耐久性や設営のしやすさでは定評があります。
重量約約1.9kg(総重量/2.255kg)、収納サイズが33×19cmと比較的小型軽量化されています。メーカーによると、ツーリングだけでなく、登山でも使えるそうです。
サイズ/幅200*奥行き90cm*高さ100cm
前室/前が奥行き40*幅200cm、後ろが奥行き20*幅200cmです。
サイズは間口200*奥行90*高さ100cmです。広々と使うという訳にはいきませんが、広い前室があるので、ツーリングの荷物を置くスペースには困らないでしょう。
通気性は、前の入口にメッシュ部分が有り、風が通り抜けられる様に、背面に通気口が設けられていますが、通気性はツーリング向けテントとしてはそれほど良くありません。
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重 量:1950g
フロア面積:2.1平方メートル
前室面積:0.9平方メートル
サイズ:幅229cm、奥行き(頭/足)109/76cm、高さ(最高部)94cm
収納サイズ:43cm×φ18cm
Amazonからの引用です。
春~初冬(無積雪時)まで対応する3シーズン・バックパッキング・テント。
2011年~2012年度ベストセラーモデル「リンクスパス」後継モデルが、日本仕様(ノーメッシュ)のEXシリーズとして登場。
様々なアウトドア・アクティビティ・登山・バックパッキング・バイク・自転車ツーリングなどあなたの快適なテント泊をサポートします。テント泊ビギナーにもおすすめのモデルです。
重量、収納サイズ、テントの室内の広さ、前室の広さ、どれをとっても平均点です。
極端に軽いわけではありませんが重くもありません。
ゆったりとくつろげるわけではありませんが、脚よりも頭の方を広く取っているので、1人用テントとしては感覚的に広く感じます。
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H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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