一般的なロードツーリングと林道ツーリングの違いを一言で言うと、過酷さと手助けの有無にあると言えます。
まず過酷さから述べると、ロードツーリングは国道や都道府県道、市町村道や農道の舗装路を走るので、路面はフラットで快適に走れます。
一方の林道ツーリングは舗装されていないダート路面の道を数十キロを走るのでガタガタ揺れます。未舗装路なので路面は滑りやすく、常に転倒のリスクと隣り合わせです。万一、転倒しても怪我を負わないような装備が求められます。
また、未舗装路の走行ではオートバイに対して十分な整備を行っておかないと、ネジの緩みによる部品の脱落などが発生しやすくなります。
このほかにも石が跳ね飛んでバイクやライダーにあたったり、砂や泥が飛び散ってバイクやライダーにこびりついたりします。これらも対策を必要とします。
次に手助けの有無を述べると、一般道路はよほどのことが無い限り交通量が皆無という道はありませんが、林道は著名な山の登山口あるか観光名所が有るかしない限り、交通量は僅かしか無く、1日一台の交通量すら無い林道も珍しくはありません。
北海道や東北地方北部、九州中央部などの地域の一部の林道は数日に一台の通過のあとも無い林道も多くあります。
人手が得られないと言うことは、万一のトラブルの時には助けが得られないと言うことです。全てのトラブルに自力で対処せざるをえないことを示しています。マスツーリングならわたしのような整備修理のベテランが一人くらいは混じっていますが、小人数のグループツーリングやソロツーリングでは、ほぼ全ての整備修理を自分自身で行わなくてはなりません。
転倒等で破損する可能性のある部品やチューブやブレーキパッドなどの消耗品を予備パーツとして持っている、その上でそれらを交換できる道具類を持ち、交換できる技量も持っている、と言うことが必要です。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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