コンプレッションバックに仕舞うまで
コンパクトツーリングテントSTは設営よりも撤収の方が、頭を悩まします。難しい作業は無いのですが、フライやテントの畳み方が独特で、きちっとしたやり方以外では畳めないからです。
それと、バッグがコンプレッションバッグなのも、撤収を終えて実際に収納をして理解できました。テントやフライなどは畳んでも以外にかさばるので、コンプレッションバックで圧縮をしないと小さく収納できないからです。
でもコンパクトに収納できることには代わりはないので、問題とはならないと思います。
7本のペグを抜きます。
このとき、ついでにテントの四隅のフライトテントを固定しているフックもはずしてしまいます。
テントの前室用のポールとフライのベルクロをはずします。
フライをテントからはずします。
前室用のポールも邪魔で危ないので2つか3つに折りたたんでおきますが、ここで収納してもかまいません。
ポールからテントをつり下げていたフックを全てはずします。
テントの中心から支えていたベルクロをはずします。
これを外すとテントはしぼみます。
中心のベルクロを取ると、テントはしぼみ、ポールは倒れます。
ポールをテントの四隅からはずします。
テントからはずす時、ポールは弓なりになっているので弾けるので、周りに人がいないか注意してください。
3本有るポールを畳みます。
テント本体の中の空気を抜きます。
ファスナーが多く隙間が多いので、手でテントの上から押すだけで簡単に空気が抜けます。
参考までに、ムーンライト2は隙間がきちっと閉じていてファスナー部分も空気が殆ど漏れません。このため、畳む時には空気抜きのために入口のファスナーを少し開けておかなければなりません。
テントは4つ折りに畳むと、丁度バッグに入る幅になります。この辺はよく考えて作られています。
フライを畳むのですが、左右、前後が非対称の上、テントの中心部に堅い部分があり折り曲げることもできないので、畳み方にずいぶんと悩みました。
説明書にはテントの中心から四隅にかけての中間付近を持ち、写真のような形に一度畳んでから、本格的に収納するように畳むと掻いてあるのですが、「テントの中心から四隅にかけての中間付近」が目印がないので全く分からず、試行錯誤をしました。
フライを一度畳んでから、本格的に収納のために畳みます。
最初に左右を内側に折りたたみ、もう一度内側の折りたたむと、バッグの収納できる幅になります。この辺りはよく考えて作られています。
コンパクトツーリングテントSTは完全に折りたたんで収納するのではなく、あるていど畳んでから、巻いてバッグに収納します。
テントとフライを巻きますが、その中心にポールとペグを入れてから巻きます。
収納バッグに入れます。
バッグは大きめに作られているので、テントを巻く時はきっちりと幕必要はありません。
収納バッグの口を閉じます。
二重構造になっているので、安心感があります。
圧縮をします。
入口の圧縮が一番大きなベルトがついているのですが、力が弱く殆ど役に立ちませんでした。商品としての欠陥なのか、たまたま不良の個体なのかは不明です。
追記
購入先にナチュラムにこの件を問い合わせたところ、直ぐに代わりのバックを送ってくれました。新しいバッグは調子がよいので、初期不良だったようです。
収納バッグの横についている2本のベルトを力一杯に締めてコンパクトになったら コンパクトツーリングテントSTの収納は完了です。
お疲れさまでした。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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