もっとも簡単に設営できるテント
2人用の夏用のメッシュテントのシリウス2です。設営は驚くほど簡単にできます。テント設営の写真を撮りながらでも14分で完成しました。これまでもっとも設営の簡単なテントはモンベルムーンライトシリーズでしたが、シリウス2はムーンライトシリーズを凌駕します。二人用のサイズを一人で使うので、室内の広さは十分以上あります。
今回、使用したキャンプ場は長野県箕輪町にある楢尾沢キャンプ場です。
幹線道路からだいぶ離れているので3連休にもかかわらずキャンパーは少なく、静かでした。
テント本体を広げ地面に置きます。
その上にポールを伸ばしておきます。
シリウス2の2本のポールは樹脂製のパーツで固定されています。
このおかげでテントの設営がとても楽に出来ます。
ポールをテントの四隅に固定します。
固定のしかたはとても簡単で、テントに付いている樹脂製のパーツにテントの先端のボール場の部分を差し込むだけです。
力も必要なく差し込めます。
ポールをテントの四隅に固定したところです。
ほとんどのつり下げ型のドームテントは、この状態でポールが自立することは出来ません。手で支えてあげないと倒れてしまいます。
シリウス2の2本のポールが固定されているので自立することが出来ます。自立できるので、テントのフックをポールに引っかける作業がとても楽に出来ます。作業時間で数分の差が出るはずです。
テントの中心に樹脂パーツがあるのですが、これをポールの固定樹脂パーツに引っかけて、テントをつり下げます。
2本のポールを固定するパーツを単に固定パーツだけでなく、テントのつり下げにも利用しているところがシリウス2の凄いところです。
テントの中央をポールからつり下げるとこの様なかたちになります。
テントをポールに引っかけてつり下げる樹脂製のフックです。
鈎の部分が湾曲をしていて、力を入れなくてもフックをポールにかけるだけで簡単に引っかけられます。
一辺に3本、系12本のフックが付いています。
全てをポールに引っかけてテントをポールからつり下げます。
フライをテントの上にかけます。
入口の部分が大きく欠けているのがシリウス2の特徴です。
左右非対称なので、かける位置に注意します。
フライの四隅をテントの四隅に固定する樹脂パーツです。
フライ側の爪をテント側に引っかけます。
フライをテントに固定します。
テントの樹脂パーツに付いているロープは、ペグを打ち込んでテントを固定するためのものなので、外側に出る様に注意します。
フライを固定する樹脂パーツに紐が付いているのですが、これを引くことでフライに張りを与えられます。
フライに縫い付けてあるベルクロをポールに巻き付けて固定します。
上下二か所にベルクロが付いているので、テントとフライをくっつけます。
フライの前室を確保するためにペグを打ちます。
テント四隅もペグを打って固定します。
大抵のテントはフライに張りを与えるにはゴムロープを用いていますが、シリウス2は自在に取り付けたロープを引くことで張りを与えています。
ゴムよりもこちらの方が張る力は強いので、安心感があります。
テントを固定するためのロープが付属しています。
シリウス2は形状から風にはあまり強くはないので、強い風が予想される時にはこのロープを張ります。
この日は、そよ風しか吹きませんでしたのでロープは張りませんでした。
テントの設営の完了です。
シリウス2は細かなパーツにまで気が配られていて、大変合理的にテントを設営できる様に設計されています。そのおかげで写真を撮りながらでも10分あまりでテントの設営が出来ました。
ツーリングでは日没後にキャンプ場に到着することも珍しくありません。疲れた体でテントを張るのには、簡単に設営できるテントが向いています。シリウス2の設営の簡単さはうってつけです。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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