フライの役割
写真はコールマン コンパクトツーリングテントSTのテント本体にフライを被せているところです。キャンプ場で見かけるテントの殆どはフライがテント本体の上に被せてありますから、テントと言えば思い浮かべるイメージはフライとなります。
通常のテント本体には防水加工は底などに限られていて、上や側面には施されていません。このため、防水能力はフライの性能にかかっています。
また、フライの形状によっては、風に弱かったり風雨が巻いている日などは、フライの隙間から雨が進入してくることもあります。
フライは前室を構成する部品でもあります。
組み立て終えたコールマンツーリングテントSTの前室です。
ツーリングユーザーのためのテントらしく、前室が大きく取られています。
前室は出入り口の上にフライがカバーの様に覆い被さって構成されています。前室にはテント室内に入りきらない荷物を置いたり、雨天の時にはここで炊事をしたりします。
広すぎても意味はないですが、ある程度の広さがないと前室としての意味はなしません。
前室に荷物を置いてみました。荷物は黒色でちょっと見づらいで丸印をつけてあります。この荷物はタナックスのTANAX タフザック60で、防水バッグの中では一番大きな部類に入りますが、前室が大きいので小型バッグにしか見えません。
これだけ広ければ前室はかなり自由に使えます。
前室全体を見たところです。
上から見ると前室とテント本体の位置関係も横分かります。
雨天の時や風が強い時は、当然ですが前室の前を開けているファスナーを閉めます。
モンベル ムーンライトテント2のフライを貼った姿です。
地面からわずかに浮いた隙間があるだけです。
モンベル ムーンライトテント2の前室は、2人用のテントとしてはかなり狭いですが、ソロツーリングで使うのであれば十分な大きさがあります。
それでも、1ヶ月以上の長期、それも衣料などがかさばる冬期ツーリングでは荷物が多くて置き場がなくなります。(経験上)
モンベル ムーンライトテント2の前室に荷物と自炊用のストーブを置いてみた写真です。雨天時にはこのように前室で食事を作ります。
ストーブの形が見慣れない方もいるかと思いますが、MSRガソリンストーブです。バイクのガソリンを燃料と出来るので、燃料切れで食事が作れないと言うことがないストーブです。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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