アクスルシャフトのボルトを緩める
ツーリング中、チェーンが延びたときはすぐにチェーンの張りを調整する必要があります。チェーンに適切なたるみを与えておかないと最悪事故につながります。これ以下の写真は、実際のツーリング中に調整を行ったときのものです。
わたしの実例
1999年7月から8月にかけて北海道をツーリング中、チェーンの伸びが調整の限界を越えてしまったことがあります。
伸びきったのが釧路市の北の鶴居村付近で、そこからだましだまし根室市に向かって走っていたのですが、延びたチェーンとスプロケットが噛み合ってしまい高速走行中に後輪が突然ロックしたことがあります。
幸い、車道の左側よりを走っていたので、後ろを走る車に追突されずに済んだのですが、もし、車線の中央を走っていたら車に押しつぶされていたでしょう。
ツーリング中で使える工具は、車載工具と自分で選んで持ってきている工具だけとなります。
ボルトを緩めるのには、上の写真の様に、車載工具のレンチを使い、足で体重をかけて廻します。
写真はわたしの車載工具です。
購入した時に着いてくる純正の工具の他に、メガネとスパナの両方が着いているコンビネーションレンチ12mmと10mm、プラスマイナスの双方に対応したドライバーを加えています。
アジャスターのメモリーを一つずつ大きくして行き、最適なチェーンの張りにします。このとき、左右を同一のメモリーにすることを忘れないでください。
たいていの場合は1メモリー大きくするだけで済むはずです。
左右を1メモリーずつ大きくして調整をしていきます。
チェーンの張りの調整が済んだら作業は終了です。
この作業は2、3分でできるので、ツーリング中にチェーンの張りに弛みが見えたらすぐに実行してください。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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