ぐっすり眠る道具
音を防ぐ耳栓や明かりを防ぐアイマスクがあるとぐっすり眠れる場合があります。
逆に、これらがないと騒音や明かりが原因で一晩眠れないという事もあります。
オートバイを運転するツーリングでは、睡眠不足は居眠り運転につながりかねないのでたいへんに危険です。どの様なシーンに耳栓やアイマスクが役立つのかの解説です。
合わせて、安眠の道具の枕の代用品の解説もあります。
山間のキャンプ場や湖畔のキャンプ場などにテントを張ると静かな一夜を過ごせそうに思うのですが、以外とキャンプ場には「音」があるものです。
一番に多いのが夜半まで盛り上がるキャンパー。お酒が入っているのか、翌日の予定が午前中はないのか深夜まで騒いでしまう人たちもいます。また、となりに張ったテントで寝ている人がすごく大きないびきをかいて眠れないと言うこともあります。山の天気は変わりやすいの言葉通りに夜半から雨が降って雨音がうるさいと言うときもあります。渓流沿いの野営場にテントを張ったら、脇を流れる渓流の音がうるさいと言う事もあります。ダムサイト脇のキャンプ場にテントを張ったら夜半に放水を始め滝のような音がするという事もあります。以上、すべてわたしの実際の体験です。
音で眠れないと言うことは、キャンプ中はよくあることなので、耳栓を持って行くと良いです。
耳栓にもいろいろな種類があるのですが、幾種類か使ってみて、100円ショップのダイソーで売られている伸縮性の耳栓が一番具合が良いようです。耳の形や音に対する感度など個人差があるので誰にでも当てはまるとはいえないかもしれません。
それともうひとつ、耳栓はフェリーで寝る時にも威力を発揮します。中距離、長距離フェリーは船内で一夜を明かしますが、二等船室は大広間に雑魚寝なので、近くにいびきを立てる人がいると寝られません。
ほとんどのキャンプ場には常夜灯が灯されていて、夜でも明るいです。ところがこの下にテントを張ってしまうと、寝るまでは懐中電灯いらずで快適なのですが、さて寝ようとすると明るすぎて寝られないことがあります。満月の明かりがまぶしいと言う事もありました。となりのキャンパーが使うランタンが明るすぎて寝られないこともありました。
明るい夜でも寝るためにはアイマスクが良いです。
種類はいくつかあるのですが、耳にかけるタイプではなく、アイマスクの右と左がゴムでつながっているタイプがつけたときの感触がよいです。ゴムの圧迫感は少ない方が快適なので、購入後に試着してみてきつかったり緩かったりする場合には、自分でゴムを短くしたり継ぎ足したりして調整すると良いです。安眠のためのグッズが安眠を妨げてしまうようでは本末が転倒してしまいます。
アイマスクの代わりになるものでは手ぬぐいかバンダナが良いです。どちらも生地が薄いので、頭に巻いて寝ても違和感は少ないです。タオルだと厚みがありすぎて寝苦しくなります。
アウトドア用のエアピロー(空気枕)などがありますが、わたしは荷物の中から枕にちょうど良い大きさのものを流用しています。一番枕にしているのが雨具(カッパ)です。高さがちょうど良いのです。もともと弾力性のあるものではないので枕としては固いです。
1週間以上のツーリングで着替えを持っているときは、着替えを詰めた巾着袋を枕にしています。衣類は弾力性があるので雨具よりも快適な枕になります。
1泊、2泊のショートツーリングで着替えはなし、土砂降りの中を走ってきたので雨具はテントの前室に置いてあって使えない、と言う事もあります。こんな時は、シュラフが入っていた袋に手近にあるものをなんでも詰めてしまって枕の高さにして使っていました。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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