ツーリング中のガス欠は、多くのライダーが経験していると思います。わたしも何度もガス欠を経験していますが予備のガソリン携行缶を持っているので、ガソリンスタンドまでは走行出来ることが殆どでしたが、希に携行缶のガソリンだけではスタンドまで保たずに押して歩いたこともあります。
写真は、左が法律に適合したガソリン携行缶0.5L、右がMSRのガソリンストーブの燃料缶0.8L。
法律の改正があってMSRの燃料缶の様に、法律に適合していないガソリン携行缶にはガソリンスタンドがガソリンを売ってくれなくなったので、左の適合品を購入しましたが、予備の燃料缶が二本あり、合計1L前後の燃料があるというのは、北海道ツーリングでは心強いです。
この写真は北海道ツーリングで実際にガス欠をして補充したときのものです。2011/8/7の日曜日に新冠町から様似町に向かって国道235を走っていたのですが、地図にはガソリンスタンドが3軒も書いてあるのに、全てのスタンドが日曜日でお休みでした。
ガス欠まで後10kmくらいか、と考えながら走っていて、丁度10kmを越えたところでガスが尽きました。小高い丘を越えたとこで止まったので前方がよく見えます。
すでに18時を廻っていて日が暮れかけてきたので、前方の町の灯りから、ガソリンスタンドらしいものが見えました。
あそこまで行けば大丈夫という安心感が生まれ、携行缶のガソリンを入れて走りました。
北海道のガソリンスタンドはゆったりしてます
北海道のガソリンスタンドは日曜休日が多くあります。
札幌や旭川などの都市部とその近郊のスタンドでは週末でお休みはありませんが、郡部に行くと、三割くらいはお休みです。
ただ、この国道236の三軒全てお休みは珍しい例です。
また、北海道の郡部のスタンドは営業時間が短く、午後3時で閉店というお店もあります。十勝平野の北西の新得町と鹿追町のガソリンスタンドを利用しようとして立ち寄った三時閉店でガソリンが入れられなくなり、帯広市近郊まで走って給油をしたことがあります。
燃料切れは自分だけが起こすわけではありません。
ツーリング中にガス欠でバイクを押しているライダーに出合うこともあります。
わたしも何度か出合って、その都度、予備の携行缶のガソリンをあげてきたのですが、一度だけ失敗したことがあります。
栃木県から茨城県にかけて広がる八溝山の周辺の道路を走って楽しんでいたときにガス欠ライダーに出合いました。
いつも通りに0.8Lのガソリンをあげると、もっとくれと言います。そこで2L近くのガソリンをあげたのですが、帰路でわたしがガス欠をしてしまいました。
通い慣れた道なので、ガソリン消費量も決まっていたので、ガソリンを途中で給油するのを忘れてしまったのです。これまで通りにガソリンの予備の携行缶からあげただけだと思っていました。追加で、オートバイの燃料タンクから1L以上のガソリンを移し替えていたことを忘れていたのです。
リザーブに入ってから慌ててルート上のガソリンスタンドを思い出し、そのお店を目指したのですが、後1kmと言うところでガソリンが尽きてしまいました。この1kmというのが辛いもので、50m以上の高低差を越えねばなりませんでした。100m進んでは休み、結局、1時間くらいバイクを押したり休んだりして到着しました。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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