直接食事にかかわる箸、スプーン、フォークと、カップになったり直接火にかけて湯を沸かしたりと多彩な活躍をするシエラカップの選び方の解説です。
スプーンとフォークがあれば、食事には困りません。荷物を最小限にしたいときは、箸を省いてスプーンとフォークだけを持つ様にします。
フォークは金属製のものもあれば樹脂製のもの、木製のものがあります。素材は個人の好みで選びましょう。ただ、木製品は折れることがあるので要注意です。
写真の上は、アルミアルマイト製のスプーンとフォークのセットで、二つを重ねてかさばらずに収納できます。
金属製の良い点は、熱に強く耐久性に優れている点です。長句ツーリングなら金属製がお薦めです。
写真の下は、樹脂製のスプーンとフォークの一体式のもので、これは大変に軽く出来ています。
食感は金属製よりも暖かみがあって、食べ物が少しだけ美味しい気がします。
熱に弱く、耐久性に劣ります。例えば、火にかけている鍋に立てかけたら、縁の熱で一発で融け折れてしまいます。
箸は、分割式のものもあれば、一体式のものもあります。
素材も、チタン製、樹脂製、木製と様々です。
食感で優しく美味しいのは木製ですが折れます。
チタン製は無味無臭で軽量ですが高価です。
樹脂製はその中間と言ったところでしょうか。
コンビニの弁当や総菜を買えば割り箸がついてくるので、それを使い回すという方法もあります。わたしは荷物の軽量化と簡素化のために、箸は長年持たないで旅をしてきましたが、本当にご飯を美味しく食べようとすると箸が必要なので、時々コンビニやスーパーで割り箸を貰っては旅を続けていました。
箸は好みで選んで良いものですが、入れ物は箸が折れない様にしっかりとしたケースにしないといけません。
シエラカップはマグカップの代わりにコーヒーなどを飲むことも出来、直接火にかけることで湯を沸かしたり調理道具にもなります。
キャンプ中に飲むコーヒーならマグカップの方が美味しいでしょうが、スープや味噌汁を作ったら、マグカップよりもシエラカップで食べた方が美味しいでしょう。
複数人のキャンプの場合、大鍋でご飯やおかずを作ったときは、シエラカップが小分けの器代わりとなります。
ツーリングには、一つ持っておきたい道具です。
写真は上がスノーピークのチタン製シエラカップ、右下がスノーピークのアルミアルマイト製シエラカップ、左下が1997年から使い続けているアルミアルマイト製シエラカップです。金属だけで出来ている器具なので、空炊きしたりオートバイで踏んで変形させたりしなければ一生使い続けられる道具です。
汚れた場合は重曹でこすると綺麗になります。
チタン製シエラカップは軽いですが、キャンプツーリングにはそれほどのメリットは無いでしょう。こだわりが無ければ、アルミアルマイト製シエラカップを選びましょう。
アウトドアのお店によっては、テントやシュラフを買うとおまけでシエラカップを無料でくれる場合があります。写真のアルミアルマイト製のスノーピーク・シエラカップはそうして頂いたものです。
予算をかけないで済むところは思い切り省くというのも、キャンプツーリングの事前準備の楽しみです。
北海道ツーリングでホタテ貝を買ってきて、紐はバター炒めに調理して、貝柱を刺身で頂いたときの写真です。
ちょっとした器として使うのにシエラカップは便利です。
親子丼をシエラカップに盛りつけた例です。
写真はアルファ米とフリーズドライの親子丼ですが、数名のキャンパーが集まって鍋や焼き肉を突っつくときは、シエラカップが椀代わりになります。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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