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ジョン万次郎-竜馬がゆく-

足摺岬

足摺岬にはジョン万次郎の像が建っています。
今では周りはコンクリートで舗装され、脇には立派なトイレも立ちましたが、写真を撮影した1998年にはここで野営が出来たほど、のどかでした。

ジョン万次郎は足摺岬の西岸、中浜（なかのはま）で生まれ育ち、１０代で出漁中に時化に遭い無人島に漂着、アメリカの捕鯨船に救助されるまでの半年間、野鳥や魚介類で飢えをしのいでいました。

アメリカに渡った万次郎は初等教育を受けた後、捕鯨船に乗り込み船員として働きましたが、ペリー来航の直前帰国し、当初は鎖国を破ったと言うことで罪人として扱われましたが、ペリー来航後、日本でただ一人英語が話せると人物と言うことで、旗本に取り立てられました。

聡明な人でしたが、身分制度の固まった封建時代ににわかに旗本に取り立てられたため、周りからのやっかみや足の引っ張り似合い、その能力の数分の一も出せずに世を終えました。

中浜港

ジョン万次郎が生まれ育った中浜の集落です。
集落内の道は幅員がとても狭く、大浜と中浜の間には峠越えもあります。

中浜港を一望できるのは、県道２７にかかる中浜大橋からがお薦めです。