シフトペダルの寿命
ジェベル250XCのシフトペダルは消耗品です。5万キロから7万キロを乗ると、ペダルの付け根が馬鹿になることがあり、そうなるといくらねじを締めても、ペダルを固定できなくなります。つまり、走行中にペダルが落っこちてしまうのです。一度、山形県の林道を走行中にこのトラブルに見舞われたことがあります。
でも今回交換する原因は転倒したために、ペダルが曲がったことにありました。九州をツーリング中のことです。
ペダルが内側に曲がってしまい、エンジンケースを傷つけているのがわかります。
ジェベル250XCシフトペダルの交換は少しやっかいです。
これがシフトペダルの交換に使用しているKTCのボックスレンチです。
10-14のレンチですが、10は主にシフトペダルのネジ用、14はエンジンオイルの交換用に使っています。
これがシフトペダルのネジを緩めているところです。
奥の狭い空間にネジがあるので、通常のラチェットレンチやボックスレンチは入りません。
といって、線でネジを回すスパナはネジ山をなめる可能性があるので使えません。
いろいろと探し回って見つけたのがこのKTCのボックスレンチでした。価格はホームセンターで2300円前後でした。
緩んだら指で回します。
このネジは岩がヒットして先端がつぶれていることが希にあります。指で回すと僅かな異常も気がつくのです。
外す前にシフトペダルが付いている角度を覚えておきます。ケータイかスマホで写真に撮るか、メモをしておくとよいです。
外したネジはトレーや蓋などなくさない場所を決めておいて、置きます。
これは使い慣れたラチェットレンチの蓋に置いたところです。
指先に力を入れて揺すると、シフトペダルは抜き取れます。
これが新品のシフトペダル。
先端のゴムの部分の比較。
左が新品、右が取り外したものです。
右のペダルの先端が摩耗しているのがわかります。
このゴムの部分だけ交換もできるのですが、おおよその寿命は約3万キロから5万キロです。そのぐらい走ると完全に摩耗してしまいます。そのときにゴムだけではなく、シフトペダルも一緒に交換してしまえば、シフトペダルが脱落するトラブルを未然に防げます。
シフトペダルを取り付けます。
元々付いていた、取り付ける角度に取り付けます。
これは、わたしの好みの角度です。
足を乗せるステップとシフトペダルが平行になる様な角度です。一般とは少し違います。
角度が決まったら、ネジをスパナで軽く締めます。
最後の力を入れて締める時だけボックスレンチを使用します。
取り付けが終えました。
少し走ってみて、シフトチェンジに違和感がなければ、作業は終了です。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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