リアタイヤを外します
最初にリアタイヤを外します。専用の作業台があれば安全に作業が出来るので、多少高価ですが何度もするのであれば購入したほうが良いでしょう。
わたしの場合、ツーリング中でもパンク修理、タイヤ交換等の作業をするので、オーバーホールの時も出来るだけツーリングと同じ環境で作業をするようにしています。そのため作業台は使用しません。
リアリンクを固定しているボルトを外し、リアリンクを取り外します。
複数のパーツでリアリンクは固定されているので、固定されているネジやパーツの位置をしっかりと記憶しておかないと、組み付けの際に分からなくなります。
出来ればデジカメで撮影したり、メモをとったりしておきます。
リアリンクは多数のボルトとパーツで構成されています。
紛失しないように、箱形の入れ物に入れておきます。
わたしの場合、複数の工具箱の蓋を利用しています。
ベアリングのグリースアップをします。
リアリンクはモリブデン配合グリースが指定されていることがほとんどなので、通常のグリースを間違えて使用しないように注意してください。
グリースは指先にたっぷりと付けて、ベアリングに押しつけるように塗ります。こうすることで古いグリースが押し出されて新しいグリースと入れ替わります。
何回か繰り返すと、ベアリングに新しいグリースが染み渡ります。
グリースを直接ベアリングに塗り込んだ後、ジュロンニップルからグリースを押し込みます。
グリースは摩擦の軽減だけでなく防水の効果も兼ねているので、隙間が無くなるまでグリースを圧入しておかないといけません。
リアリンクそのものの傷やゆがみ、チェーンガード等リアリンクに組み付けられているパーツのチェックも行います。
取り外した手順を逆にして、リアリンクを組み付けて行きます。
ボルトを締め付けるトルクに注意してください。リアリンクは上下だけでなく左右にも振れるので、締め付けのトルクが緩いと簡単に緩んでしまいます。
全てのボルトを締め付けた後、再度締め付けをチェックして作業は終了です。
H.N.うーたん(Yuichi Mizunuma)
当サイトの執筆・撮影とシステムの製作等全てを行っています。林道への案内板やクライミングトークのWebMasterでもあります。使用バイクのジェベルXCは1997年型、2002年型と乗り継ぎ、三台目の2004年型のジェベルXCを売却して、現在はバイクツーリングには行っていません。、これまでのツーリングの総走行距離は約21万kmです。
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2013年まで、春夏秋冬、北海道から九州沖縄まで、ツーリング・登山・サイクリング・パドリング(カヤック)をしています。年間のテント泊数は40泊から60泊程度、日帰りを含めると年間80日くらいはアウトドアにいました。
現在は東京都八王子市高尾に在住しています。オートバイから少し離れていて、主に登山とサイクリングを趣味にしています。
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